[メイン]
GM :
忘れられたとしても、それでも見たいものがある。
例えどんな形であっても、受け入れる。
昔のようにはいかなくとも、手を伸ばし続ける。
ダブルクロスthe 3rd edition
『Last Spring』
ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : opening『Hello, "Overed"』 登場:全員
[メイン] 七海やちよ : 37+1d10 登場/リザレクト (37+1D10) > 37+1[1] > 38
[メイン] system : [ 七海やちよ ] 侵蝕率 : 37 → 38
[メイン] マーサ : 32+1d10 登場/リザレクト (32+1D10) > 32+1[1] > 33
[メイン] ミスター・VTR : 46+1d10 登場/リザレクト (46+1D10) > 46+3[3] > 49
[メイン] system : [ マーサ ] 侵蝕率 : 32 → 33
[メイン] system : [ ミスター・VTR ] 侵蝕率 : 46 → 49
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
ここは関東に位置する、日本的ハト派思想の強いUGN大支部。
あなた達は、日常の護り手として任務を受けるべく、応接間に案内される。
テーブルには茶菓子等が置かれてあり、連絡員が来るまでの間、待機するように通達されている。
[メイン] GM :
[メイン] マーサ : このお茶菓子美味しいわね、なんて思いながらモグモグしている。
[メイン] ミスター・VTR : 機械なのでお茶菓子はモグモグしていない。
[メイン]
七海やちよ :
すらりと青髪を伸ばした、ロングヘアーの女性。
一見背筋を伸ばし凛としている。
[メイン] 七海やちよ : しかし用意されたドーナツを頬張っており。
[メイン]
七海やちよ :
「ん、んむっ……ふぅ、ごちそうさま
……あなたも好きなの?それ」
[メイン]
七海やちよ :
食べ終えたのかハンカチで口元を拭い。
ちらりとマーサの方へ。
[メイン] マーサ : 話しかけられたので、やちよの方に目を向ける。
[メイン]
マーサ :
「好きってわけじゃないけど、置いてあったから」
「でも食べてみたら意外と美味しかったわ」
[メイン] マーサ : あなたは食べないの?とVTRの方に目を向ける。
[メイン]
ミスター・VTR :
「機械だから食えねェ
ハト派を謳うなら機械にも優しくすべき
───違いますか?」
[メイン]
ミスター・VTR :
菓子食えねェから待ち時間は本当に待つだけだし
会話にも混ざれないっつってんだろうがァ!!!
[メイン]
ミスター・VTR :
「機械にも優しくをこの支部にも浸透させたいから何か意見くれ
君の意見が届くかもよ?」
[メイン] マーサ : 「そうね…それじゃあなにをエネルギーにしてるの?」
[メイン] ミスター・VTR : 「超人パワーです」
[メイン]
七海やちよ :
「あははは……そうね、あなたは機械の生まれ、RBだものね
人用に用意された物でしょうから……ごめんなさいね」
と、返しつつ。
[メイン] 七海やちよ : …………?超人パワー……?
[メイン] マーサ : 「なにそれ?」
[メイン]
ミスター・VTR :
超人パワーとは超人の源のことである。
それ以上の説明はなされていないので不明。
[メイン] ミスター・VTR : ただ分け与えると超人が生き返ったりする。
[メイン] マーサ : 「良くわからないけど、お偉いさんに会ったら伝えておくわね」
[メイン] ミスター・VTR : 「うわあり!」
[メイン]
七海やちよ :
UGNに属して長いこと働いてきたが、そんな言葉は身に覚えが全くない。
首を傾げる。
[メイン]
ミスター・VTR :
しょうがねェだろ自分の身体のことなんて全部把握してねェんだから。
人間だって身体の仕組み全部理解してないだろ。
[メイン]
七海やちよ :
「ん、そうね……
お偉いさんと言えば、連絡員さんがもうそろ来ると思うんだけど……」
と、ちらりと壁に掛けられた時計に目が移る。
[メイン]
マーサ :
「あ、そうなのね」
急いでお茶菓子の袋などを片付けて、連絡員の到着を待つ。
[メイン] GM : すると、扉にノックが。
[メイン] メイプルトリック : 「はいどーもー、連絡員さんだよー」
[メイン]
メイプルトリック :
そこから、短い黒髪の、高校生程度の身長の少女が
飄々とした表情で、資料を片手に入ってくる。
[メイン]
七海やちよ :
噂をすれば影ってものね。
軽く挨拶をし、彼女に目を向ける。
[メイン] マーサ : こんにちは!と元気よくあいさつをする。
[メイン] メイプルトリック : 「どーもどーも、元気があってよろしー」
[メイン] メイプルトリック : そう言い、それぞれの手元に資料を配る。
[メイン]
メイプルトリック :
「そんじゃ美味しそうに食べてるところ申し訳ないけどー
任務の説明するねー」
[メイン]
ミスター・VTR :
「速やかに話に入ろう
オレさまは飯を食えていない」
資料は受け取る。
[メイン] マーサ : 資料をもらい、目を通す。
[メイン] メイプルトリック : 「とりあえずみんなんは、浜西温泉街ってとこに行ってもらうよ」
[メイン] 七海やちよ : 資料に目を通し、単語を拾っていく。
[メイン] マーサ : ''温泉''と聞き、ピクリと反応する。
[メイン]
ミスター・VTR :
「全然知らんとこだ……
他は知ってる?」
[メイン]
七海やちよ :
「温泉街、へえ……」
そういえば、確か彼女が……
[メイン]
メイプルトリック :
「んで、そこにどうやら人語を話すお猿さんがいるっていう話があってねー
実際、休暇でそこに訪れたUGN職員も目撃したって話があるから
真偽を確かめるためにも調査をお願いってとこかなー?」
[メイン]
七海やちよ :
「いいえ、私は知らないけれど……
温泉に詳しい人なら、ある程度情報はあるかもね」
と、ちらりとマーサを見やり。
[メイン]
マーサ :
「温泉のことなら任せて!」
「浜西温泉街はまだ行ったことないけど」
[メイン] マーサ : だからこそ楽しみなわけで
[メイン] メイプルトリック : あははーと笑いながら。
[メイン]
メイプルトリック :
「まぁもし野良RBなり、Aオーヴァードなりだったら
レネゲイド汚染があるかもだからねー
もし違ったら、まぁ、そのままそこでゆっくりしていっていいよー」
[メイン]
七海やちよ :
「それに、喋る動物なんてレネゲイドが関与している可能性が高いからね
噂でも”本当”になるかもしれないのがこの世界だもの」
[メイン]
メイプルトリック :
でもあんまり経費は使わないでねー?
と、冗談めいたように、へらへらと笑う。
[メイン]
ミスター・VTR :
「レネゲイド案件だったら接触して“教育”ってだけだな
明確な被害は報告されてないならサクッと片付けますか」
[メイン] マーサ : 「そうね。旅行じゃなくて調査、お仕事なんだから」
[メイン] メイプルトリック : そゆことー、と牛乳パックをストローを使いながら飲む。
[メイン]
七海やちよ :
ん、VTRさん……
支部長なだけあって、こういった事件は手慣れそうに見えるわね。
[メイン] メイプルトリック : 「質問が無かったら説明は以上だよー」
[メイン]
ミスター・VTR :
「質問はないがブリーフィングルームで超人パワーが補給出来るようにしておいてくれ(^^)
待ち時間が暇だからな……」
[メイン] メイプルトリック : (^^)?
[メイン] メイプルトリック : 「わかった」
[メイン]
ミスター・VTR :
「うわあり!
後さっさと終わらせたら余った時間で観光するからな!」
立ち上がって準備を始める。
[メイン] マーサ : 良かったわね。とVTRに
[メイン]
七海やちよ :
……???
いや、まあ、UGNはRBに配慮しているわけだもの、それくらいの用意は……出来るのかしら。
[メイン] 七海やちよ : 観光の言葉にくすり、としつつ。
[メイン]
七海やちよ :
「そうね、まずはレネゲイド調査だけど……
もし何事もなかったら観光にも足を伸ばしてみたいわね
あなたも、同じ温泉に触れるものとして気になってそうだしね」
[メイン] 七海やちよ : マーサににこりと笑い、立ち上がる。
[メイン] マーサ : 「うん!何事もなかったのならみんなで観光を楽しみましょう!」
[メイン] マーサ : 2人に笑顔を向けて、自分も立ち上がる。
[メイン]
ミスター・VTR :
「だから温泉に明るいヤツ呼ばれたのか
猿見つけるだけだし、凶暴で戦闘せざるを得ないとかじゃない限りどうとでもなる」
[メイン]
ミスター・VTR :
「じゃあ行くぞ 来い」
もう準備が出来た(というかそんなに準備することなかった)ので連絡員にちょいと挨拶返してから扉を開ける。
[メイン] メイプルトリック : 軽く会釈し、にこりと。
[メイン]
メイプルトリック :
「ああもちろん、もしお猿さんがいたとしたら……覚醒原因なんかも
調査をお願いね、元を断たないと、こういうのはね……」
[メイン]
メイプルトリック :
「─────"湯水"のように、溢れちゃうから」
にへらと笑う。
[メイン]
七海やちよ :
こくりと連絡員に軽く挨拶をし、出て行こうとする。
ついでにドーナツが一つ貰えないか話をしていた。
[メイン] メイプルトリック : そうして3人が出ていったのを確認し、資料を纏め。
[メイン]
メイプルトリック :
……ま、あまり緊張させないように任務内容は伝えたけど。
日常が危ぶまれているってことには、変わんないから、ね。
[メイン] メイプルトリック : 私らは、日常と非日常の狭間で生きてる存在。
[メイン] メイプルトリック : 「……あまり無茶をしてくれないことを祈るよっと」
[メイン] メイプルトリック :
[メイン] メイプルトリック :
[メイン] メイプルトリック :
[メイン]
GM :
・「浜西温泉街について」 <情報:噂話>、難易度:5
・「人語を話す猿について」 <情報:噂話>、難易度:7
[メイン] GM :
[メイン] ミスター・VTR : middle『温泉街に機械超人がやってきたぞっ』登場:出たい人
[メイン] ミスター・VTR : 49+1d10 登場/リザレクト (49+1D10) > 49+4[4] > 53
[メイン] マーサ : 33+1d10 登場/リザレクト (33+1D10) > 33+9[9] > 42
[メイン] 七海やちよ : 38+1d10 登場/リザレクト (38+1D10) > 38+4[4] > 42
[メイン] system : [ ミスター・VTR ] 侵蝕率 : 49 → 102
[メイン] system : [ マーサ ] 侵蝕率 : 33 → 42
[メイン] system : [ 七海やちよ ] 侵蝕率 : 38 → 42
[メイン] system : [ ミスター・VTR ] 侵蝕率 : 102 → 53
[メイン] ミスター・VTR :
[メイン]
ミスター・VTR :
・「浜西温泉街について」 <情報:噂話>、難易度:5
噂話持ってないので素振り
[メイン] ミスター・VTR : (2+0)dx 【社会】 (2DX10) > 5[1,5] > 5
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・「浜西温泉街について」
都心から離れた地方に位置する、田舎街。硫黄の香りが漂う温泉街で、黒卵が名物だとか。
源泉はいくつか存在し、それらを元に、温泉旅館が立ち並んでいる。また、自然豊かな土地でもあり、森が近くに存在する。
観光客は今も多くいるが、昔と比べるとその数は減少傾向にある。他にもいくつか温泉旅館があったが、既に潰れてしまっている。
レネゲイド反応は、現時点ではどこにも確認できない。
[メイン] GM :
[メイン] ミスター・VTR : そんな温泉街に入浴出来るか怪しい機械超人がやってきたぞっ。
[メイン]
ミスター・VTR :
「硫黄とか金属に悪そうだなァ……
思ったよりシビアな任務かコレ?」
漂う硫黄に不安は積もる。
気軽に構えてたがこの温泉街“本格派”だ。
[メイン] マーサ : 「そうね。腐食してボロボロになるかもしれないわ」
[メイン]
七海やちよ :
……レネゲイド反応はない、ね。
ひとまずは民間人の覚醒のリスクもなさそうだから、一安心ではあるけれど……
[メイン]
七海やちよ :
と、資料をちらりと見ていたが。
二人に目をやり。
[メイン]
七海やちよ :
「そうね、というかまず温泉に入れるかが怪しいもの……」
と、ぽつりと呟く。
[メイン]
ミスター・VTR :
「幸先悪くなってて頭おかしくなりそう
マーサ、何か温泉について明るい情報はないのか教えろ」
[メイン]
ミスター・VTR :
割と無茶振りだった。
とはいえ温泉に明るいマーサは今回の任務にうってつけなので聞くこと自体は悪くはないのかもしれない。
多分そう部分的にそう。
[メイン]
マーサ :
「え?いっぱいあるわよ」
「成分によっては病気に効いたりするし、リラックス効果もあるわ」
[メイン] マーサ : VTRさんは機械だから病気になるのかな?と思ったけど口には出さない。
[メイン]
ミスター・VTR :
「超人は過酷なプロレスが生業だからリラックス効果はありがたいし、病気になったら食っていけないからそれも助かるな マリポーサさま」
うんうんと頷く。
[メイン] ミスター・VTR : 「で、機械だけどここ入れるんだよな?」
[メイン]
七海やちよ :
あら、温泉に関して詳しいのね……
ある温泉街の若女将って言ってたけれど、これは流石の知識量ね。
[メイン] 七海やちよ : いつの間にか買ってた黒卵を頬張りつつ、マーサへと視線をやり。
[メイン] マーサ : それほどでもぉ。と照れつつ
[メイン] ミスター・VTR : こいつずっと物食ってるな……。
[メイン] マーサ : 「そうね。私が従業員さんに入れるか聞いて来ようか?」
[メイン]
ミスター・VTR :
「頼むぞ
黒卵も食えないし温泉にも入れないんじゃ観光もクソもないからな……」
[メイン] ミスター・VTR : 「そして聞きに行くならついでに猿のことも聞いといてくれ(^^)」
[メイン]
七海やちよ :
これでも一応モデルである。
痩せないからモデルなのか、モデルだから痩せないようにキープしているのか。
[メイン]
ミスター・VTR :
そう……実は観光がメインではないのだ。
黒卵頬張ったり談笑したりしているが!
[メイン] 七海やちよ : 「ん、そうね。噂話は、まずそこにいる人に聞くのが一番でしょうから」
[メイン]
ミスター・VTR :
これは観光客を装うカヴァーというヤツである。
明らかにカヴァーする気がないのもいるがコスプレか何かだと思われているので問題はない。
地の文でそう書かれているのでそれが事実です。
[メイン]
マーサ :
「わかったわ。それじゃちょっと行ってくるわね」
2人にうなずく。
[メイン] マーサ : あ、やちよさんが食べてるの美味しそうだからあとで私も買おうっと。なんて思いつつその場を去る。
[メイン] マーサ :
[メイン]
マーサ :
・「人語を話す猿について」 <情報:噂話>、難易度:7
≪ベーシックリサーチ≫使うわね
[メイン] マーサ : (2+0+4)dx+1 【社会】 (6DX10+1) > 9[1,1,2,6,9,9]+1 > 10
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・「人語を話す猿について」
風の噂に過ぎないものだが、自然の大地にある露天風呂に入っていると、物を野良猿に盗まれてしまうだとか。
その猿へ声を掛けると、普通の人間のような、流暢な日本語を話しながら逃げていくらしい。
目撃例自体は数があり、証言も一致している。証人の関係性も、特に疑わしいものは無い。
UGNとしては、猿のRB、或いはAオーヴァードの存在が予測できるだろう。レネゲイドの秘匿のためにも、もし存在するのであれば、保護しなければならない。
[メイン] GM :
[メイン] system : [ マーサ ] 侵蝕率 : 42 → 43
[メイン]
GM :
温泉に入りたい?
人は通す
野良猿も通す
機械は通さない
[メイン] GM :
[メイン] マーサ : お猿さんの情報を得て、2人の元に戻る。
[メイン] マーサ : 「ただいまー。お猿さんの情報は得られたわよ」
[メイン] マーサ : 「それと、VTRさんには悪いんだけど…」
[メイン] マーサ : 言われたことをそのまま申し訳なさそうに伝える。
[メイン] ミスター・VTR : 「マーサが話してくれた効能とか入れねェから意味ないじゃねェかァ!!!」
[メイン] 七海やちよ : 口を抑え、苦笑いしつつ。
[メイン]
ミスター・VTR :
めちゃガッカリした。
簡単そうな任務だと思ったのに機械とは相性が悪いとは……。
[メイン]
七海やちよ :
「ただ、温泉に入れないとなると難しいわね……
その猿は露天風呂にやってくるみたいなんでしょう?」
[メイン] マーサ : ごめんなさいね。うちの旅館なら機械でも大歓迎だからと、VTRにダイマする。
[メイン]
マーサ :
「そうみたいね」
やちよにうなずく。
[メイン]
ミスター・VTR :
「その辺は任せるぞ
猿の処遇は保護するにしてもだ、特に害がないなら実は野放しでもいいしな」
[メイン] 七海やちよ : さらりと青髪を流しつつ。
[メイン]
ミスター・VTR :
ウィルスの塊であるRB、人語を解するAオーヴァード。
一見保護しないといけない存在のように見えるが、実はUGNが把握した状態になっていれば問題はない。
というより、世のRBとAオーヴァード全てを施設で見るとかは無理筋だ。
[メイン]
七海やちよ :
こくり、とVTRに頷く。
噂になるのが問題なら、そもそも噂にしないようにすればいい。
[メイン]
七海やちよ :
「その猿の保護も私たちの任務として必要なものなわけだし……
それに、温泉を経営する者として、気にならないかしら?」
[メイン] 七海やちよ : ちらりと、ここから見える温泉旅館に目をやりながら。
[メイン] マーサ : 「そうね。お猿さんが温泉に入るのは別に構わないと思うけど、盗むのはダメよ」
[メイン] マーサ : やちよが見る旅館の方に目をやり
[メイン] マーサ : 「あの旅館の信用問題にもなりかねないしね」
[メイン] 七海やちよ : ……なるほどね、その考えは若女将だからこそ、って所かしら。
[メイン] 七海やちよ : こく、とマーサに頷き。
[メイン]
七海やちよ :
「それなら、おびき寄せてみる?
どうしても盗みに来るのなら、盗ませてみる、とかね」
[メイン] 七海やちよ : 例えばそう、温泉に入って猿を待つ、とか。
[メイン] マーサ : なるほどぉ。と両手を合わせる。
[メイン] マーサ : 「うん!そのアイデアいいと思うわ!」
[メイン] ミスター・VTR : 「オレさまは温泉に入れないから後は任せたぞ地球の子らよ……」
[メイン]
ミスター・VTR :
「ただオレさまも仕事しないとメンツにかかわる
盗ませる物品は調達させてもらおうか……」
[メイン] ミスター・VTR :
[メイン]
ミスター・VTR :
《原初の赤:インスピレーション》
猿がメチャクチャ盗みたくなる物品OCLO
[メイン] GM : いいよ
[メイン] GM : VTRの機械の脳みそに流れ込む、1つの証明不可能な事実。
[メイン]
GM :
猿は鞄なら何でも盗む。目的は食べ物。
盗んでから中身を開けて確かめるようだ。
また、キュマイラ/ハヌマーン/ノイマンのトライブリードとして覚醒していることもあり、GPSを仕込んでも、器用に捨てられてしまうようだ。
[メイン] ミスター・VTR : わかった。
[メイン] ミスター・VTR :
[メイン] system : [ ミスター・VTR ] 侵蝕率 : 53 → 56
[メイン]
ミスター・VTR :
インスピレーションは豪華に使った。
Lv高いからちょくちょく使わないと余るからだ。
[メイン]
ミスター・VTR :
そして盗ませる物品も調達した。
ミリオネアは格が違うし大した物品じゃなくても盗むみたいなので簡単に手に入った。
入ったと書いたので入ったのだ。
[メイン]
ミスター・VTR :
それらをやちよとマーサに渡し、森の中へ消えていった。
温泉に入れないのだからこっちはこっちで猿がいそうなところへ行くしかなかったからだ。
[メイン] マーサ : VTRから物品を受け取り、森の中へ消えていく彼を見送る。
[メイン]
七海やちよ :
「さて、さっそくだけど行ってみましょうか
温泉についてはあんまり明るくないから……作法とか、よろしくね?」
[メイン]
七海やちよ :
くすり、と笑い尋ねながら。
一足先に、温泉旅館へと足を運んでいく。
[メイン]
マーサ :
「ええ、このマーサにお任せあれ!」
そのままやちよを追って旅館へ向かう。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : trigger『Monkey Happening』 登場:任意
[メイン] マーサ : 43+1d10 登場/リザレクト (43+1D10) > 43+2[2] > 45
[メイン] 七海やちよ : 42+1d10 登場/リザレクト (42+1D10) > 42+2[2] > 44
[メイン] system : [ 七海やちよ ] 侵蝕率 : 42 → 44
[メイン] system : [ マーサ ] 侵蝕率 : 43 → 45
[メイン] GM :
[メイン] GM : そうして二人は、露天風呂に入ることになった。
[メイン] GM : 湯舟から見える自然の光景は、とても見事なものであった。
[メイン] GM : 硫黄の香りがほんのりと鼻腔を通り抜けることが、自分達が入っている湯舟が源泉より湧き出る温泉であることを証明している。
[メイン]
七海やちよ :
「……んん~~~、久しぶりにこういう所は入ったけど
やっぱり気持ちがいいわね、マーサさんはどう?」
[メイン] 七海やちよ : タオルを頭に乗せ、青髪を束ねて腰かけている。
[メイン]
七海やちよ :
とはいえ、彼女の傍には一つの桶。
いつ日常を脅かす者が来ても対処できるように、準備は整っている。
[メイン] マーサ : 「私は普段は温泉巡りしてるけど、ここの温泉もいいものだと思うわ」
[メイン] マーサ : 同じように長い髪の毛を頭上にまとめて湯船に浸かっている。
[メイン] 七海やちよ : 温泉の効能でもっと痩せるといいんだけどね、なんて零しつつ。
[メイン]
マーサ :
チラッとやちよの方を見て
…やちよさんって良く見ると、すごく肌がきれい。
[メイン] 七海やちよ : 首を傾げ、マーサへと見返す。
[メイン]
七海やちよ :
「あら、何かしら?……そういえば、普段の疲れも取れたような気もするわね
これがマーサさんの言っていた、温泉の効能というものかしら」
[メイン] マーサ : じろじろ見過ぎちゃったと目を逸らし
[メイン]
七海やちよ :
んん、とぐっと手を伸ばしつつ。
すらりと伸びた手足は、モデルなだけあり水を滴らせている。
[メイン] マーサ : 「そうね…ここの泉質だと」
[メイン]
GM :
─────その時。
オーヴァードであるあなた達は、レネゲイド反応を感じることだろう。
その方向は………脱衣所から。
[メイン] マーサ : 「…!やちよさん!」
[メイン] 七海やちよ : 「……ええ」
[メイン]
GM :
身軽で、そして計算し尽くされた動きで、一匹の猿が
あなた達の鞄を手に、床をタタタタッと走り抜き。
[メイン]
七海やちよ :
……出てきた、けど……捕まえるには私じゃ遠い。
あのすばしっこい動きじゃ、せいぜい捕まえる前に逃げられる……
[メイン] 七海やちよ : 「……マーサさん!」
[メイン] マーサ : やちよにコクリと頷き
[メイン] マーサ : 「やちよさん。ちょっと耳を塞いでいてね」
[メイン]
七海やちよ :
彼女にこくり、と頷き。
目は向けたまま、耳を閉じる。
[メイン] マーサ : もしものために近くに置いていた拡張期を手に取り
[メイン] マーサ : ≪彼方からの声≫
[メイン] マーサ : 「───っ!!!」
[メイン] マーサ : 超高音を放つ。
[メイン] 猿 : 「……!?!?!な、なんだ!?」
[メイン]
猿 :
その高温に全身の毛を逆立たせる野生の猿。
当然のように人語を話していた。
[メイン] マーサ : わ、本当に話してる。
[メイン] 猿 : 猿はそれでも、あなた達の鞄を離さず。森の方へと駆け抜けていこうとする。
[メイン] マーサ : やちよにもう大丈夫と目配せして、猿が本当に話していたことを伝える。
[メイン] 七海やちよ : 「……RBかAオーヴァードか、とにかく今ので噂ではないことは確定ね」
[メイン]
七海やちよ :
こくりと頷き。
[メイン]
七海やちよ :
「VTRさんも待機しているでしょうけれど……
私たちも追いましょう、食べ物の恨みは恐ろしいものだしね」
[メイン]
七海やちよ :
くすり、と笑いつつ。
駆けて行った方を見て。
[メイン] GM : やちよが目を向けたその時であった。
[メイン] GM : 森の奥で─────。
[メイン] 猿 : 「うきゃああぁぁあああ~~~~~~~っ!?!?!」
[メイン] 猿 : 先程の猿であろう悲鳴が、響き渡る。
[メイン] マーサ : 「…うぇっ?今のって」
[メイン] 七海やちよ : 「…………」
[メイン] 七海やちよ : その叫び声には、少し目を丸く。
[メイン] 七海やちよ : 「……先ほどの猿でしょうけど……これは、どうしましょうか?」
[メイン] GM : マーサ、そしてやちよが狼狽している束の間に。
[メイン] 赤黒の少女 : ─────すっ。
[メイン]
赤黒の少女 :
虚ろな漆黒の瞳に、赤黒の長髪の、和服の少女が
あなた達の前に降り立つ。
[メイン] 赤黒の少女 : 「─────良い、妾から出向くなりや」
[メイン] 赤黒の少女 : 口角を上げ、あなた達を見やる。
[メイン] 赤黒の少女 : その片手には……。
[メイン] 七海やちよ : 現われた少女に、目を細め。
[メイン] マーサ : えっ誰?この子…。
[メイン]
猿 :
「うきゃぁ~……」
少し焦げた痕が残る、猿の姿が。
[メイン]
ミスター・VTR :
「そいつだそいつ!
いきなり猿を攻撃しやがった!」
[メイン]
ミスター・VTR :
いつの間にかVTRも。
森の奥で捜索していたので一部始終に関わっていた。
[メイン] 七海やちよ : 「……これじゃあ冷え込んじゃうわね」
[メイン] 赤黒の少女 : VTRの言葉にも、静かな表情のまま。
[メイン]
七海やちよ :
ぱちんと指を鳴らし、水がやちよとマーサを包み込む。
それはやがて、液体から個体に。
[メイン] 赤黒の少女 : 「お初にお目にかかろう、ぞ。何、妾は其方達と敵対する意思はあらんよ」
[メイン] 七海やちよ : 《ウォーキングクローゼット》
[メイン] 赤黒の少女 : ほれ、この通り?と猿を片手に、両腕を広げ、黒の和服をひらひらと。
[メイン]
七海やちよ :
「……それなら、まずどこの者か教えてくれるかしら?
そっちは、こちらの検討も付いてるでしょう」
[メイン] 赤黒の少女 : 「ゼノス」
[メイン] 赤黒の少女 : やちよの言葉に、簡単にそう返す。
[メイン]
赤黒の少女 :
「そして、如何にも。先程のエフェクトからも分かった
ま、それだけではあらんがな」
[メイン]
赤黒の少女 :
「其方達はUGNであろう?そして……
この猿について調査をしていた、違うなりや?」
[メイン]
七海やちよ :
ゼノス。UGNとは対立関係になっていない、中立的な立場の組織。
プランナーという者に従ってはいるが、組織の基本方針としては”RBを保護する”こと。
[メイン]
ミスター・VTR :
「そこまでバレてるなら今更隠しても仕方ないな
なら猿を渡してもらいたいのもわかるだろう」
[メイン] 赤黒の少女 : 「無論、明け渡すつもりだ、しかし……」
[メイン]
七海やちよ :
そのため、VTRさんの言葉を踏まえるに。
RBに近い存在であるあの猿を攻撃したのには、いささか疑問が残るわね。
[メイン]
赤黒の少女 :
「妾は交渉としてこの場に立っておるゆえ」
にぃ、と口角を上げる。
[メイン]
赤黒の少女 :
「其方達は、このAオーヴァードの保護を目的とし……
それだけではあらんな?その背後にある、旅館の日常も守る
そうであろう?」
[メイン] マーサ : 「う…大体その通りだけど」
[メイン] 赤黒の少女 : 「悪いようにはせぬよ」
[メイン] 赤黒の少女 : 「妾も、"穏便"に事を運びたいからのう?」
[メイン] マーサ : 「そうね。穏便に事を運びたいのは私たちもそうよ」
[メイン]
マーサ :
「でも、それなら」
少女の片手にいる猿の方を見て
[メイン] マーサ : 「その子を傷つける必要あったの?」
[メイン] 赤黒の少女 : 「一つ」
[メイン] 赤黒の少女 : 「簡単には捕まらぬこと、こやつもオーヴァードなりや」
[メイン] 赤黒の少女 : 「二つ」
[メイン] 赤黒の少女 : 「これが手っ取り早いであろう?」
[メイン] マーサ : 「手っ取り早いからって…もっと他にやり方あると思うんだけど」
[メイン]
赤黒の少女 :
「くくく、先に其方達に捕まえられてしまっては
交渉の場は作れぬからのう」
[メイン] 赤黒の少女 : 肩を揺すりながら、小さく笑う。
[メイン]
ミスター・VTR :
「猿自体にゼノスは価値は感じていない
だが“取引”には使える
“そういうこと”なら腹の探り合いよりも本題に入ろうぜ」
[メイン] 赤黒の少女 : にやりと笑い。
[メイン] 赤黒の少女 : 「話の分かる者達で助かるぞ」
[メイン] 赤黒の少女 : そうして赤黒の少女は、本題へと話を進める。
[メイン]
赤黒の少女 :
「妾はまず、其方達と協力をしたい
この─────猿を覚醒に至らしめた根源の調査に」
[メイン] 赤黒の少女 : そう言い、少し焦げた猿を軽く持ち上げる。
[メイン]
ミスター・VTR :
人質ならぬ猿質が取られている状態。
数で勝るとはいえ迂闊な攻撃が出来ない。
向こうもそれを見越しての、ということだろう。
[メイン] 猿 : 「ひぃぃぃ~……」
[メイン] マーサ : そういえば調査員さんにもその辺りの調査もやれって言われてたっけ。
[メイン]
赤黒の少女 :
「まずこの猿であるが、キュマイラ、ハヌマーン、そしてノイマンの
3つのシンドロームを保有しているが……くくく、僅かに毛先が
濡れておってのう……これがこれが、なんとあろうことか」
[メイン]
七海やちよ :
中々どうして、計算高いわね……
一人で来るだけのことはあるわけだけど、そこまでの人間が”協力”なんてね
[メイン]
赤黒の少女 :
「─────ウロボロスの成分が含まれておってのう?」
にぃ、と笑う。
[メイン] 赤黒の少女 : 「原因はそれなりや、この山奥に、強大なウロボロスの主がある」
[メイン] 赤黒の少女 : 「妾達ゼノスは、ウロボロスの排他を目的としておる」
[メイン]
赤黒の少女 :
「そしてUGNもそうであろう?こうして、オーヴァードを生み出す
根源が山奥にあるのだとしたら、放っておけぬはずだ、違うか?」
[メイン]
ミスター・VTR :
「その通りだが、調査して欲しいだけならわざわざ交渉する必要もないと思うがな」
そこまで把握しているならUGNの目的も察しがついていることだろう。
[メイン] ミスター・VTR : 「つまり“その先”があるんだろ」
[メイン] 赤黒の少女 : 「くくく、何せ妾達は、嫌われ者だからのう」
[メイン] マーサ : 「言われなくても調査するつもりだったわよ」
[メイン] 赤黒の少女 : そしてVTRの言葉に、ニッ、と笑い返す。
[メイン] 赤黒の少女 : 「そうであったか、ならば僥倖よ」
[メイン]
赤黒の少女 :
「山奥に眠るウロボロスは、くくく……まこと、測り知れぬ大きさを持つ
其方達の手を借りれるだとすれば、妾も一安心よ」
[メイン]
赤黒の少女 :
「利害が一致する今は、一時ではあるが、手を組む
それで良いか?」
[メイン]
七海やちよ :
ゼノスは中立組織。お互いの利害が一致すれば、手を組むことだって可能だ。
だが、譲れないものがあるのならば対立するのもまた起こりうる。
[メイン]
七海やちよ :
「そうね、どうしましょうか」
ちらり、とマーサを見やる。
[メイン] マーサ : ちょっとワガママ言っちゃうかもしれないけど。とやちよとVTRに告げ
[メイン] マーサ : 「私あまり詳しくないからウロボロスがどうとか良くわからないわ」
[メイン] マーサ : 「でも、そのお猿さんは怪我してるみたいだし、返してもらえない?」
[メイン] 赤黒の少女 : 「言うたはずなりや」
[メイン] 赤黒の少女 : 「此れは、"交渉道具"」
[メイン] 赤黒の少女 : 「確約せよ、同盟を、さすれば無論、この猿は返すぞ?」
[メイン] マーサ : 私も引かない方だけど、この子も相当ね…。
[メイン] ミスター・VTR : 「そろそろ結論出すか…♠️」
[メイン]
ミスター・VTR :
「調査には付き合う
ゼノス自体は完全に信用してないが、無用に衝突は避けたいからな……」
そもそもここは温泉街、人々の日常に近い。
事を起こすこと自体がリスクだ。
[メイン] 赤黒の少女 : にぃ、と笑い。
[メイン] 赤黒の少女 : 「交渉成立なりや、ウロボロスの機械」
[メイン] 赤黒の少女 : そう告げ、焦げた猿をぽい、とマーサへと投げる。
[メイン] マーサ : 「ちょっ!?」
[メイン]
ミスター・VTR :
「フェアにいこう
ウロボロスの主とやらの処遇はそちらと一致するとは限らんことは留意してくれ」
[メイン] マーサ : なにやってるのよと優しく受け止める。
[メイン] 赤黒の少女 : 「構わぬ」
[メイン] 赤黒の少女 : 「地点に辿り着きさえすれば良い、その後は……くくく、各々に寄りけりなり」
[メイン] 赤黒の少女 : まるで死人のような肌の少女はそう告げ、踵を返し。
[メイン] 赤黒の少女 : 《瞬間退場》
[メイン] マーサ : 「もう、なによあの子、乱暴なんだから…」
[メイン] 七海やちよ : 「……ただ、取りあえず戦う事は避けられたわね」
[メイン]
七海やちよ :
二人ともありがとう、と返し。
ちらりと、マーサの視線の先に見やる。
[メイン] 七海やちよ : 「……気になるのかしら?」
[メイン] 七海やちよ : 猿を一瞥し、マーサに尋ねる
[メイン] マーサ : お礼を言うのはこっちの方だからとやちよに返す。
[メイン]
ミスター・VTR :
「話を聞こうにもその猿ハデに焼けてるな
温泉も即効性はないだろうしどうするかな……」
[メイン]
ミスター・VTR :
話そうにも気力がないように見える。
このままでは事態の把握が大幅に遅れてしまう。
[メイン]
マーサ :
「そうだったわ。急いで治療しないと!」
やちよとVTRの言葉を受け、猿を治療しようとする。
[メイン]
マーサ :
≪癒しの歌≫
3D+1点回復
[メイン] system : [ マーサ ] 侵蝕率 : 45 → 47
[メイン] GM : マーサのレネゲイドにより、猿の火傷痕は徐々に消えていき。
[メイン]
猿 :
「ひぇぇぇ……た、助かった、のか……?」
怯えた様子で。
[メイン] system : [ マーサ ] 侵蝕率 : 47 → 48
[メイン]
マーサ :
「良かった。まだ完全に回復したわけじゃないと思うから無理しちゃダメよ」
そう言って猿を解放する。
[メイン]
猿 :
「は、はいっ……!?よ、よく分からないっすけど……
ありがとうございました……!!」
[メイン] 猿 : マーサに会釈し、そのまま森へと帰っていく。
[メイン]
ミスター・VTR :
「いや返したら駄目だろ
さっさと追いかけないと──」
[メイン] ミスター・VTR : 言いかけたそのときです!
[メイン] 従業員 : 「お客様! 騒ぎがあったみたいですが何事……」
[メイン]
従業員 :
「うわあああああああああああああああ(PC書き文字)
盗撮犯が女湯を練り歩いてる!」
[メイン]
ミスター・VTR :
「なにっ誤解だが弁解が思いつかない」
頭がカメラ、身体はビデオ機器。
新手の盗撮犯以外の何者でもない!
[メイン]
ミスター・VTR :
「逃げるしかあるまい……
お前らも猿とは話さなきゃいけないんだからちゃんと着替えたらさっと森へ来い!」
囲いをひょいとよじ登って超え、森の奥へ向かう。
[メイン]
従業員 :
「従業員歴15年を舐めるなよ」
従業員も超えてきた。
[メイン]
ミスター・VTR :
「ちょっと待てお前着いて来れるのかよ……」
そのまま逃走劇が始まってしまった。
見てないけど逃げ切るのに時間かかるので二人に命運が委ねられた。
[メイン]
ミスター・VTR :
「温泉街来てからずっといいことねェ!
もう勘弁してくれェ……!!」
[メイン] ミスター・VTR :
[メイン] ミスター・VTR :
[メイン] ミスター・VTR :
[メイン]
GM :
・「猿のレネゲイド被害の感染源について」 <情報:UGN><情報:ゼノス><知識:レネゲイド>、難易度:8
・「接触してきたゼノスエージェントについて」 <情報:UGN><情報:ゼノス>、難易度:9
[メイン] GM :
[メイン] 七海やちよ : middle「湯けむり盗難事件」登場:任意
[メイン] 七海やちよ : 44+1d10 登場/リザレクト (44+1D10) > 44+9[9] > 53
[メイン] system : [ 七海やちよ ] 侵蝕率 : 44 → 53
[メイン] マーサ : 48+1d10 登場/リザレクト (48+1D10) > 48+10[10] > 58
[メイン] system : [ マーサ ] 侵蝕率 : 48 → 58
[メイン] 七海やちよ :
[メイン] 七海やちよ :
[メイン] 七海やちよ :
[メイン]
七海やちよ :
治療を終えた猿、今も元気に走り回っているだろうが────。
元々ここに来たのは、猿の扱いをどう決めるかが問題である。
[メイン]
七海やちよ :
原因究明も含め。
マーサとやちよの二人は、改めて服に着替え、森の中を散策する。
[メイン] 七海やちよ : 「向こうもハヌマーンが入っているとはいえ……もうそろ出会ってもいいと思うんだけどね」
[メイン] 七海やちよ : 《探知する光》で周りを見渡しつつ、反応がないかを確かめ。
[メイン] マーサ : 「無理しちゃダメっていったんだけどなぁ」
[メイン] GM : やちよが感覚能力を研ぎ澄ますと─────。
[メイン] マーサ : おとなしくしてくれていれば楽なのに。
[メイン] 猿 : 「ふぅ、危なかったけど、なんとかなって良かったぜ……」
[メイン] 猿 : やちよとマーサの鞄を片手に、木の根元に腰掛休んでいる猿の姿が。
[メイン]
七海やちよ :
……予想は的中したみたいね。
ご丁寧に、私たちの鞄も持ってくれてるみたいだし。
[メイン] 七海やちよ : マーサへと木に座る猿を指さす。
[メイン] マーサ : やちよの動きを見て、木の方に目を向ければ腰掛けている猿の姿が。
[メイン] マーサ : 「いた、けど」
[メイン]
マーサ :
「声をかけても大丈夫なのかな?」
ひそひそとやちよにだけ聞こえるように。
[メイン] 七海やちよ : 「ええ、さっき手当したあなたなら……きっと警戒されずに近づけると思うわ」
[メイン]
七海やちよ :
もしそれでも逃げられるようなら、多少は強引な手は取れるけどね。
と、付け加えるが、ちらりとマーサに目を向けて。
[メイン]
七海やちよ :
「……私じゃあの猿が何をしたかったか、までは聞き出せないと思うの
あなたみたいな、優しい人が尋ねるべきだわ」
[メイン] マーサ : コクリと頷き
[メイン] マーサ : やちよさんだって優しいと思うけどなぁ
[メイン]
マーサ :
「おーい!」
猿の方に向かって手を振る。
[メイン] 猿 : 「………!?!?」
[メイン] 猿 : 「あ、あれ……!?な、なんで!?なんすか!?」
[メイン] マーサ : 「その様子だと、傷の方は大丈夫みたいね」
[メイン] 猿 : 「! そ、そうっすね!おかげさまで、なんとかなりました!」
[メイン] 七海やちよ : 髪をかき上げ、少し離れ二人が話す様子を見つめている。
[メイン] マーサ : 「ちょっとあなたに尋ねたいことがあるんだけど、いい?」
[メイン]
猿 :
「尋ねたいこと、すか……?え、えぇっと、それは……
わ、わかりました……おれに答えられることなら、何でも……」
[メイン] マーサ : 「ありがとう!」
[メイン]
マーサ :
「それじゃまずは…そうだ。私とやちよさんの鞄を持っていったでしょ?」
「まずはそれを返して」
[メイン] 猿 : 「……あ、は、はい……」
[メイン] 猿 : 渋々と鞄を受け渡す。力量差は分かっているようだ。
[メイン] 七海やちよ : ありがとう、とお礼を猿に言い渡し、受け取る。
[メイン] マーサ : 鞄を受け取り、話を続ける。
[メイン] マーサ : 「それでね。尋ねたいことは、どうして盗みを働いたりするのかってことなの」
[メイン] 猿 : 「そ、それは……その、家族を養うために……はい……」
[メイン] 猿 : 「なんていうか、これが、効率良かったものでして……」
[メイン] 猿 : あと、人間の食べ物、美味いし……。と付け加える。
[メイン] マーサ : 「あなた、家族がいるのね。それは大変よね」
[メイン] マーサ : 「でも、盗みはダメよ。いくら美味しくても」
[メイン] マーサ : 両腕で×のジェスチャーを取る。
[メイン] 猿 : 「はい……」
[メイン] 猿 : 逆らうことはできないため、項垂れ、残念そうに返事を。
[メイン]
七海やちよ :
……なるほど、ね。
動物として餌を集めるのに、効率を考えるなら良いのは人間から盗む事。
だから危険がある人里に来てまでも、家族を養うためだった、と。
[メイン] 七海やちよ : 「……ただ、盗みを中止してもらいたいのは理由があってね」
[メイン] 七海やちよ : と言い、髪をかき上げ。
[メイン] マーサ : やちよに任せ、一歩下がる。
[メイン] 猿 : 「………?」
[メイン]
七海やちよ :
自らたちがUGN、という組織の者であるという事を話す。
猿がかかっているのはレネゲイドという病気であること、それを人間は隠さねばならないこと、それを津々浦々に。
[メイン]
七海やちよ :
「レネゲイドの秘匿に関して、人里に降りないことを協力してくれるのであれば……
餌に関しても保証できるかもしれないわね」
[メイン] 猿 : 「……!?ま、まじですか!?」
[メイン]
猿 :
「それが本当なら!はい!おいしい話じゃないですか!?
いいんすか!?」
[メイン] 七海やちよ : ええ、こちらとしても掛け合ってみるわ、と髪をかき上げ話しておく。
[メイン]
猿 :
「ありがとうございます!それなら、はい!
レネゲイドっていうか、この不思議な力っすよね?
それを秘密にして、あと人間のところに行かない、分かりました!
めっちゃ簡単っすね!」
[メイン]
七海やちよ :
それにしても……警戒されずに話せたのは、やっぱりマーサさんがいてくれたからね。
ただUGNの話をしたって、理解してくれるかどうかはわからないだろうから。
[メイン] 七海やちよ : こくり、と頷き。
[メイン] マーサ : 後ろの方で、良かった。とホッと胸をなで下ろす。
[メイン] 猿 : 「うーん……でもそれだと、なんか逆に申し訳ないんで……」
[メイン] 猿 : 「レネゲイドでしたっけ、それなら─────」
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・「猿のレネゲイド被害の感染源について」
猿のシンドロームはキュマイラ/ハヌマーン/ノイマンであるが、その中にウロボロスの成分が混ざっている。
そのウロボロス成分をじっくりと分析すると、浜西温泉街近くにある森の奥由来の成分が含まれていることが分かる。おそらくは、感染源はそこにあるだろう。
また、その森には、昔盛況していた温泉宿「住良木旅館」があった。森に入り、徒歩で1時間以上歩いた場所に廃墟として放置されているらしい。
住良木旅館は、昭和後期から営まれていた温泉旅館であり、客数減少と後継者不足に伴い、数年前に廃業となった。
大自然に囲まれた場所にあり、秋には紅葉を、冬には雪景色を楽しみながら温泉を楽しむことができたようだ。
街から遠く離れた場所に建設されてあるため、取り壊し工事も行われていないまま、放置されている。
現在、住良木旅館に続き道は封鎖されており、一般人が立ち寄ることはほとんど無いだろう。
[メイン] GM :
[メイン] 猿 : 「まぁなんか!おれ、よくわかんないすけどね!」
[メイン]
猿 :
ノイマンという、人智を越えた脳細胞から編み出された情報。
それを二人へ告げる。
[メイン] 七海やちよ : あら、どうもありがとう、とにこりと笑いその情報を受け取り。
[メイン] マーサ : 住良木旅館かぁ。聞いたことないけどこの近くにも他に旅館があったんだ。
[メイン]
七海やちよ :
そういえば、温泉旅館と言えば……
まだVTRさん、さっきの警備さんから逃げていたわね。
流石に災難だし、巻けていればいいのだけれど────。
[メイン] ミスター・VTR : 噂をすれば影。
[メイン]
ミスター・VTR :
「ハァ…ハァ…
あの従業員は強敵だった……」
[メイン] 七海やちよ : 「…………ええと、その……お疲れ様」
[メイン]
ミスター・VTR :
今年一番疲れたVTRが草陰から姿を表す。
あちこちについた葉や枝が激闘を物語る。
[メイン] マーサ : 「だ、大丈夫?」
[メイン] 七海やちよ : きっと機械でなければ汗をかいていそうな必死の見た目に、頬を抑え。
[メイン]
ミスター・VTR :
「盗撮云々は情報操作するよう“メイプルトリック”に連絡した
オレさまはそういうの興味ないんだが世間はそう思わないのが辛いところだ」
[メイン]
七海やちよ :
「まぁ……秘密結社ではあるもの、秘匿がここからバレても仕方ないしね
追いかけまわされていたなら、情報を探る隙もなかったかしら」
[メイン]
ミスター・VTR :
【連絡内容】
女湯入ったら盗撮犯と間違われたので何とかしてください。
[メイン] マーサ : 言動はそうでもないんだけど、こう見てみると色々と苦労してそうね。
[メイン] 七海やちよ : 苦笑いしつつ、首を傾げる。
[メイン] ミスター・VTR : 見てないけど多分また一悶着あるがそれはまた別の話。
[メイン]
ミスター・VTR :
「それはそれとして猿は確保したか
こっちもゼノスについて調べておいたんだか──」
[メイン] ミスター・VTR :
[メイン] ミスター・VTR : ・「接触してきたゼノスエージェントについて」 <情報:UGN><情報:ゼノス>、難易度:9
[メイン] ミスター・VTR : (2+0)dx 〈情報:UGN〉 (2DX10) > 8[4,8] > 8
[メイン]
ミスター・VTR :
賄賂1
お受け取りくださいな
[メイン] GM : あろがとございます
[メイン] system : [ ミスター・VTR ] 財産P : 51 → 50
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・「接触してきたゼノスエージェントについて」
UGNが持つ記録媒体の中に、ゼノスエージェントの見た目と一致する情報があった。
彼女の名は「クリメイター」。火をオリジンとするRBであり、シンドロームはサラマンダー/バロールのクロスブリードだ。
謎のベールに包まれたRB中心主義的組織ゼノスということもあり、詳細な情報は確認できないが、レネゲイドの進化を追求する者として暗躍しているようだ。
ゼノスの活動方針としては、レネゲイド治療研究の妨害、およびウロボロスの排斥がある。彼女もまた、それに従い活動しているだろう。
ウロボロスは、その力が強ければ強いほど、個体の持つレネゲイドをより多く奪う。そうなった場合、レネゲイドで構成されるRBは、その生命を維持することができなくなる可能性がある。ゼノスがウロボロスを排斥する理由の一つとして多くあげられるのは、これだ。
[メイン] GM :
[メイン]
ミスター・VTR :
盗撮の件と一緒に“メイプルトリック”に連絡し、ゼノスについての情報がないかも連絡しておいた。
仕事が増えて思うところがありそうなので、賄賂という名の温泉街のお土産も滑り込ませたのか功を奏した。
[メイン]
ミスター・VTR :
「つっても今わかることは一般的なゼノスってことぐらいだな
ウロボロスの処遇は任せると言ってたが腹の底はどうだがってことぐらいか」
[メイン]
ミスター・VTR :
所詮は口約束。
同盟はお互いに都合がいいから結ばれているだけ、そうでなくなったらどうなるかは言うまでもない。
[メイン]
七海やちよ :
RBが持つ、ウロボロスに対しての忌避感。
共感は出来ないが、恐れに対しての理解はできる。
[メイン] マーサ : VTRさんが調べてくれた情報で、彼女が引かなかった理由が良くわかった。
[メイン]
七海やちよ :
「約束した以上は、とはあるけど……
いずれにしろウロボロスの主を見つけないと、こちらが動く前に好きにされるかしらね」
[メイン]
七海やちよ :
そして、その主のありかは────。
猿が体験したことを鑑みるに、恐らくあの住良木旅館。
[メイン]
ミスター・VTR :
「話によると猿は例の旅館に行ったんだろ?
案内頼むか」
[メイン] 猿 : 「!? へ、へいっ!わ、わかりやした!」
[メイン] マーサ : 「ありがとう。危険なようならすぐに逃げてね」
[メイン]
ミスター・VTR :
とんでもなく素直。
二人が上手くやったのか?
やりやすくてとてもいい。
[メイン] 猿 : はいっ!とマーサに頷く。
[メイン] 猿 : そのまま猿は、こっちです!とゆっくり歩いて行く。
[メイン] 七海やちよ : 優しいのね、とマーサへと軽く視線をやりながら。
[メイン] 七海やちよ : 頷き、その後をすらりと歩いていく。
[メイン] マーサ : やちよに続き、森の中を歩いて行く。
[メイン]
ミスター・VTR :
とりあえず猿の件は解決。
Aオーヴァードの知能は人間並かそれ以上。
ちょいとやり方を覚えれば、盗みを働くまでもなく自然界の頂点に立つことも可能だ。
無論、そこまで欲張らずとも天敵らしい天敵がいないだけでも十分暮らしていける。
[メイン] ミスター・VTR : 後は感染源を適切に処理するだけだ。
[メイン]
従業員 :
しかし猿の案内先に従業員が!
一時は撒いたものの、まだVTRを追っていた。
[メイン] ミスター・VTR : それと従業員も適切に処理だな……。
[メイン] ミスター・VTR :
[メイン] ミスター・VTR :
[メイン] ミスター・VTR :
[メイン] GM : trigger『Mysterious Spot』 登場:任意
[メイン] 七海やちよ : 53+1d10 登場/リザレクト (53+1D10) > 53+10[10] > 63
[メイン] system : [ 七海やちよ ] 侵蝕率 : 53 → 63
[メイン] マーサ : 58+1d10 登場/リザレクト (58+1D10) > 58+6[6] > 64
[メイン] ミスター・VTR : 56+1d10 登場/リザレクト (56+1D10) > 56+8[8] > 64
[メイン] system : [ マーサ ] 侵蝕率 : 58 → 64
[メイン] system : [ ミスター・VTR ] 侵蝕率 : 56 → 64
[メイン] GM :
[メイン] GM : なんやかんやあったんだよ。
[メイン] GM : かれこれ1時間くらい、森の中を歩き進めていくと……。
[メイン] 猿 : 「ここです!」
[メイン] 猿 : そう言い、猿が示した先には─────
[メイン] 猿 : ─────ただ、木々が生い茂っているだけであった。
[メイン] 猿 : そのまま猿が進むと、まるで空間に溶けていくように、その姿が消える。
[メイン]
七海やちよ :
「…………あら」
目を瞬かせて。
[メイン]
ミスター・VTR :
「何だ!?(^^)何だ!?(^^)
猿が消えちまったぞ!?」
猿空間だと考えられる。
[メイン] ミスター・VTR : 届くかは知らんが猿に猿空間から帰ってくるように指示。
[メイン]
マーサ :
「うぇっ!?」
お猿さんが消えちゃった。
[メイン] 猿 : 「え!?ど、どうしたんすか……?」
[メイン] 猿 : ぬめりと、空間から現れ、帰ってくる。
[メイン]
七海やちよ :
「これは……オルクスの領域能力かもね」
そう呟き。
猿が消えた事、指さした場所には何もなかったことを説明。
[メイン]
GM :
やちよの考察は当たっていた。
これは、オルクスによる《不可視の領域》による作用であろう。
[メイン]
ミスター・VTR :
「まあ待て
詳細は省くがオレさま達には旅館が見えない
なので少し調査に入る」
[メイン]
猿 :
どうやら猿は、元から《AWF》持ちで、レネゲイドに対する耐性があり
それのおかげで、この《不可視の領域》を難なく突破できている。
[メイン] 猿 : 「! ま、まじすか……!?わ、わかりやした!」
[メイン] マーサ : そういうのもあるんだ。やちよの説明をほえ~と聞いている。
[メイン]
ミスター・VTR :
「ぬめりと消えたことから場所は間違いないようだがな
頼めるか?」
[メイン]
ミスター・VTR :
とりあえずマーサに頼んだ。
理由は従業員と第二ラウンドに洒落込んだ直後なので疲れていたからだ。
[メイン] マーサ : 「え?私?」
[メイン] マーサ : 指名されて少し驚きつつ
[メイン]
マーサ :
「わかったわ」
やれるだけやってみよう。
[メイン]
マーサ :
RCで判定するわね。
≪援護の風+ウィンドブレス≫を使うわ。
[メイン] GM : OK、難易度15
[メイン] system : [ ミスター・VTR ] 侵蝕率B : 0 → 1
[雑談] system : [ マーサ ] 侵蝕率B : 0 → 1
[メイン] マーサ : (3+1+7)dx+15 【精神】 (11DX10+15) > 10[1,3,3,4,4,5,6,8,8,9,10]+5[5]+15 > 30
[メイン] GM :
[メイン] system : [ マーサ ] 侵蝕率 : 64 → 68
[メイン]
GM :
マーサが、その空間にあるレネゲイドの構成に対し
ほんの少し、加えると─────。
[メイン]
GM :
生い茂る木々の空間が、ぐにゃりと曲がっていき
やがて、正しい世界が映っていく。
[メイン] GM : そこには、古びた旅館が。
[メイン] マーサ : 「わぁ!?本当にあった」
[メイン]
猿 :
「おっ?見えたみたい、なんすかね……?
とりあえずえーっと、ここっすね!」
[メイン] 猿 : 「ここでおれ、喋れるようになりやした!」
[メイン] 猿 : 古びた旅館、住良木旅館を指差し、そのまま中へと進んで行こうとする。
[メイン]
ミスター・VTR :
「なるほどな
実際隠されてるってことは何かいるのは間違いなさそうだし、警戒していくぞ 来い」
[メイン]
ミスター・VTR :
猿が無事に帰って来てるので見境なく襲われるってことはない……とは限らない。
猿とこちらでは立場がまるで違う。
[メイン]
七海やちよ :
「……隠されてたってことは、普通の旅館ではないのは確かね
VTRさんの言う通り、何が起きてもおかしくないわ」
[メイン]
七海やちよ :
右手に鞄を持ち。
見上げるは、そびえたつ旅館。
[メイン] マーサ : 古びた旅館を眺め、2人と猿にうなずいて先に進む。
[メイン] ミスター・VTR :
[メイン] ミスター・VTR : 客室。
[メイン]
GM :
・客室
どこももぬけの殻であるが、とある一室には、タバコの吸い殻等、生活の跡があった。
その部屋をよく探すと、レネゲイドに纏わる、FHの研究資料が見つかるだろう。
そこには、ウロボロスRBによる、レネゲイド退化温泉『サイレントスプリング』の文字があり、この廃墟でどうやら実験が行われていることが分かる。
また、最後に研究者であろ名前が書かれてあった。『ドラッギー』と。聞き覚えは無いだろう。
[メイン] GM :
[メイン] ミスター・VTR : 「タバコと実験資料……人間かそれ並の知能を持った存在がいるってことだな マリポーサさま」
[メイン]
ミスター・VTR :
タバコを吸う辺り、嗜好も人間に近そうだ。
だからといって人間と断定出来ないのがこの世界なのだが……。
[メイン]
ミスター・VTR :
「“クリメイター”が言ってたウロボロスの主ってヤツはレネゲイド退化実験に使われているみたいだな
具体的な実験内容はわからんが、ゼノスの理念に真っ向から反するか……」
[メイン]
ミスター・VTR :
ゼノスの最終目標はレネゲイドの進化。
その為にプランという名の試行錯誤をしているぐらいなのだから、退化など以ての外だろう。
[メイン] ミスター・VTR : 「ところで猿、ここに温泉は一つしかないんだな?」
[メイン] 猿 : 「え?いえ、そんなことはないっすよ!」
[メイン]
猿 :
「色んな風呂があったんすけど……
おれ、食べ物の匂いに釣られて、この旅館に来まして」
[メイン] 猿 : 「その時に足を滑らしちゃったんすよ」
[メイン]
猿 :
「それで、ある温泉の中に落っこちた後に、喋れるようになったっていう
そんな感じっすね!」
[メイン] マーサ : レネゲイド退化温泉、そんなものもあるのねぇ。なんて思いながら
[メイン] マーサ : 「えっ!?あなたは温泉に落っこちたら喋られるようになったの?」
[メイン] 猿 : 「あ、はい!そっすね!おれの記憶違いじゃなければ、そんな感じっす!」
[メイン] ミスター・VTR : 「レネゲイド退化温泉なのにオーヴァードに覚醒してる辺り、実験は難航してるっぽいけどな マリポーサさま」
[メイン] マーサ : 「そうだったのね」
[メイン] マーサ : 私は温泉はほっこりつかって癒やされるのが最高だと思ってるから、覚醒してしまうと聞くと、なんだか暗い気分になってしまう。
[メイン] マーサ : 「…見に行きましょう」
[メイン] マーサ : もし本当にそんなものがあるのだとしたら、私は知っておかないといけない、温泉に関わるものとして。
[メイン] マーサ : 「お猿さん、温泉の場所まで連れて行ってくれる?」
[メイン] 猿 : 「! わかりやした!こっちです!」
[メイン] 猿 : そう言い、猿はそのまま旅館内を進んで行き─────。
[メイン] 猿 :
[メイン]
GM :
・温泉
大自然に囲まれる中、広い欲情にある風呂の内の一つに、高レネゲイド反応が観測される露天風呂を発見するだろう。
湯気が出ており、源泉から湧き出た天然の温泉であること、そして入ろうと思えば入れることが分かるだろう。
シンドロームは、ウロボロス。それ以上の情報は、深く調べないと分からない。
[メイン] GM :
[メイン]
ミスター・VTR :
「きたか 感染源」
見た目だけなら綺麗な温泉であり、入浴すれば様々な効能で人を癒やしそうだ。
[メイン] マーサ : 「ぱっと見た感じでは、普通の温泉のようだけど…」
[メイン] 銀髪の男 : 「─────気になるってか?」
[メイン]
七海やちよ :
「これがレネゲイド退化温泉ね……
入ろうと思えば入れそうな────」
[メイン] 銀髪の男 : 3人の背後に、銀髪の男が煙草を吹かし、佇んでいた。
[メイン] ミスター・VTR : 「誰だ!?(^^)誰だ!?(^^)」
[メイン] 七海やちよ : つ、冷や汗をかき、思わず振り返る。
[メイン] 銀髪の男 : 「ガハハハ!まぁまぁ!オレさまんとこの湯が気になって来たんだろ?」
[メイン] マーサ : びっくりして肩が跳ね上がる。
[メイン] 銀髪の男 : 男は豪快な態度で大笑いし、煙草を咥える。
[メイン] ミスター・VTR : 「タバコと温泉が自分の物と主張するってことは……」
[メイン] ドラッギー : 指パッチンし、歯を見せ笑う。
[メイン] ドラッギー : 「そっちも色々と調べてくれてんなら、まぁ話ははえーだろ?」
[メイン] ドラッギー : 「"サイレントスプリング"に用があって来てんなら、ま、アレだ!」
[メイン]
ドラッギー :
「─────入ってみろよ、そうすりゃ分かるぜぇ?」
そう言い、煙草を挟む人差し指と中指とで、ウロボロスの湯を指す。
[メイン] ドラッギー : 効能が知りてェんだろォ~?と、灰煙を吐く。
[メイン] ミスター・VTR : でもなァ…得体の知れない相手の誘いにホイホイ乗るのも不用心だもんな マリポーサさま。
[メイン]
七海やちよ :
申し出はありがたいけどね、と断る。
なにせ、正体も何もわかっていない状態、警戒に越したことはない。
[メイン] マーサ : 2人を尻目に、一歩一歩温泉の方へ足を進める。
[メイン]
ミスター・VTR :
「ちょっと待てお前入るのかよ……」
大丈夫か?
[メイン] マーサ : 「だって、私たちのお仕事は、これの調査でしょ?」
[メイン]
マーサ :
だったら、誰かが試さないと。
それなら、私が適任だと思うから。
[メイン]
七海やちよ :
「……あなた……
別に、調査が主だと言っても、無理する必要は……」
[メイン]
七海やちよ :
と言いかけ、彼女の瞳を見やる。
温泉に対する熱が、湯気にも曇らない形で表れていた。
[メイン] 七海やちよ : ゆえに、止めることはせず。
[メイン] 七海やちよ : 腕を組み、何があっても大丈夫なようにマーサを見守る。
[メイン]
ミスター・VTR :
「まあいいでしょう
妙な効能だったら流石に開戦だからな」
[メイン] マーサ : 心配してくれる2人に笑顔を見せ
[メイン] マーサ : 「大丈夫よ。お猿さんも覚醒しただけみたいだから…多分だけど」
[メイン] マーサ : そして温泉の方に振り返り、靴を脱いで
[メイン] マーサ : 足を、湯船に浸ける。
[メイン] :
[メイン]
:
渦巻く。混濁する。マーサの意識が、そして精神が
その湯舟の中へと溶け込んでいくような感覚に。
[メイン] : そして─────。
[メイン] system : [ マーサ ] 侵蝕率 : 68 → 59
[メイン] : レネゲイドが、吸収されていく。
[メイン] :
[メイン] マーサ : しばらく沈黙した後、湯船から足を上げて2人の元へ戻る。
[メイン] 七海やちよ : 「……体に異常はない?平気?」
[メイン]
ドラッギー :
銀髪の男は相も変らぬ、高慢な様子で、灰煙を吹かしながら。
ニヤリと笑う。
[メイン]
七海やちよ :
冷静さを欠かさない顔で尋ねる。
しかし、どこか瞳に心配の色を咥えつつ。
[メイン] ドラッギー : 「"いい湯"だったろォ?」
[メイン] マーサ : コクリと頷き。
[メイン] マーサ : 「説明はしにくいんだけど、多分、客室の研究資料通りだと思う」
[メイン] ドラッギー : ガハハハ!と笑い。
[メイン]
ドラッギー :
「物分かりが良くて助かるぜ?
ま、なんだ、要はあの湯はだな─────」
[メイン] ドラッギー : 「─────この世から全てのレネゲイドを根絶する湯だ」
[メイン] ドラッギー : そう告げ、ニヤリと笑う。
[メイン] GM : ─────その時。
[メイン] クリメイター : ひらりと。
[メイン] クリメイター : 火の粉と共に、赤黒の少女が現れ。
[メイン] クリメイター : 「なるほど」
[メイン] クリメイター : 「─────それは、害なり」
[メイン] クリメイター : そう告げ、手を銀髪の男へ、ゆっくりと向けると。
[メイン] クリメイター :
[メイン] クリメイター : 《災厄の炎》
[メイン] クリメイター :
[メイン] クリメイター : 銀髪の男の内側から、巨大な炎の渦が巻き起こる。
[メイン]
:
男は、受ける。その赤の世界に立ちながら。
一つの黒の影として、そこにあり続け─────。
[メイン] ドラッギー : そして炎が収まると。
[メイン] ドラッギー : 「─────おいおいおい」
[メイン]
七海やちよ :
突如引き起った爆風に、目を細める。
……なんて凄まじい火力なの。
[メイン] ドラッギー : 「煙草の火を点けるにゃ、強火過ぎやしねェかァ?あ?」
[メイン] ドラッギー : 先程まで無かったはずの、強大な敵意が、殺意が。
[メイン] ドラッギー : 《ワーディング》
[メイン] ドラッギー : 大きなレネゲイドの奔流として巻き起こる。
[メイン] ドラッギー : 「招かれざる客だぜ?アンタ?」
[メイン] ドラッギー : 「ゼノスだろ?」
[メイン] クリメイター : 「分かっておるではないか、小僧」
[メイン] クリメイター : 「さすれば、分かっておろうに」
[メイン] クリメイター : くくく、と笑い─────。
[メイン] クリメイター : その手を、ウロボロスの湯へ差し向けるも。
[メイン] ドラッギー : 「おォ~~~~~っとォ」
[メイン] ドラッギー : 「オメー、少しでも動いてみな?」
[メイン] ドラッギー : 「─────テメーの体、粉々だぜ?」
[メイン] ドラッギー : 「《リザレクト》不能な程になッ!!」
[メイン] ドラッギー : 「ガハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
[メイン] ドラッギー : 大笑いし、男はゆっくりと、少女の方へ歩き始める。
[メイン] クリメイター : 「やってみせよ、矮小なる愚者よ」
[メイン] クリメイター : そう告げ─────力を込めると。
[メイン] ドラッギー :
[メイン] ドラッギー : 《エクスプロージョン》《ツインバースト》
[メイン] ドラッギー :
[メイン] : ─────赤黒の少女の体は、爆裂した。
[メイン] : されど、火の粉は、未だそこに。
[メイン]
クリメイター :
「………」
そしてそれは集まり、赤黒の少女へ象られる。
[メイン] クリメイター : そして赤黒の少女は、その虚ろの、漆黒の瞳に
[メイン] クリメイター : ─────怒りの炎を燃やす。
[メイン] クリメイター : 「効かぬぞ、小僧」
[メイン] クリメイター : 「其方如きに分かるか?」
[メイン] クリメイター : 「妾達の、なんと儚きこと」
[メイン] クリメイター : 「其方がやらんとすることは、妾達の"死"」
[メイン] ドラッギー : 「ハッ!知るか」
[メイン] ドラッギー : 「オレ様はレネゲイドを、憎んでんだよ」
[メイン] マーサ : その辺の容器にお湯を入れ、争う2人にぶっかける。
[メイン] マーサ : 「おやめなさーい!」
[メイン] ミスター・VTR : 「ええ……」
[メイン] ドラッギー : 《ツインバースト》
[メイン] 七海やちよ : 「……!?」
[メイン] クリメイター : 《災厄の炎》
[メイン] マーサ : 止まるまでかけまくるわ。
[メイン] GM : マーサのかけた湯は、一瞬にして蒸気となり。
[メイン] ドラッギー : 二人の視線は
[メイン] クリメイター : ゆっくりと、マーサへ。
[メイン] ドラッギー : 「あ?」
[メイン] クリメイター : 「─────何のつもりぞ?」
[メイン] マーサ : 「浴槽で争うのはやめて!」
[メイン] GM : 激しいレネゲイドの奔流。空間が陽炎のように歪む程に。
[メイン] マーサ : 「ここは戦う場ではなく、癒しの場なのよ!」
[メイン] マーサ : 「やるならしかるべき場所でやりなさい!」
[メイン] ドラッギー : 煙草を吹かしながら。
[メイン] ドラッギー : 「おいおいおい、話聞いてたか?」
[メイン] ドラッギー : 「あのガキがそこにいる限り、オレさまの結晶は、願いは」
[メイン] ドラッギー : 「ふいにされんだぜ?」
[メイン] ドラッギー : 眉間に皺を寄せ、赤黒の少女を睨む。
[メイン] クリメイター : 「下らぬ願いぞ」
[メイン] クリメイター : 「如何にも」
[メイン] クリメイター : 「妾は、このウロボロスの湯を、全て燃やす」
[メイン] クリメイター : 「それが、妾に課せられた使命ぞ」
[メイン]
ミスター・VTR :
「しょうがねェな……
この場はオレさまが治める 来い」
[メイン] マーサ : 口を開こうとしたが、VTRに任せて一歩下がる。
[メイン]
ミスター・VTR :
「“ドラッギー”と“クリメイター”……お前達二人だけなら争うしか道はなかったが今はそうじゃない
オレさま達がいる」
[メイン] クリメイター : 目を細め。
[メイン] ドラッギー : 「へェ?んじゃ、アンタら、あのクソガキを何とかしてくれんのか?」
[メイン]
ドラッギー :
「言っとくが、オレさまがやろうとしてることは
オメーらUGNの利にもなるぜ?」
[メイン]
ドラッギー :
「なんせ、レネゲイドをこの世から無くしてやることだからな
全てのレネゲイドをあの湯につぎ込み
そして最後は、爆破だ」
[メイン] クリメイター : 「UGNよ」
[メイン] クリメイター : 「相手はFHぞ、それに─────」
[メイン] クリメイター : 「彼の者、ジャームなり」
[メイン] クリメイター : 虚ろな漆黒の瞳は、ドラッギーへと。
[メイン] ドラッギー : 「は?知らねーよ、侵蝕率っつーよく分かんねーもんで決めただけだろ?」
[メイン]
ミスター・VTR :
「レネゲイドの治療はUGNの最終目標の一つ
理由がなけりゃわざわざテロリストに堕ちる必要はないが、そういう理由か」
[メイン] ドラッギー : 煙草を咥え、そして灰煙を吹かす。
[メイン] ドラッギー : 「ま、そういうこった」
[メイン] ドラッギー : 「オレ様は、もう表社会にはいられねーみてーでな」
[メイン] ドラッギー : 「レネゲイドっつーやつのせいでな」
[メイン] ドラッギー : ドラッギーの、黄色の瞳には─────"憎悪"の炎が燃えていた。
[メイン]
ミスター・VTR :
大体話はわかった。
温泉によるレネゲイド治療を進める“ドラッギー”
レネゲイド治療を良しとしない“クリメイター”
問題はその二人の衝突になりつつある。
[メイン]
ミスター・VTR :
「とはいえオレさま達というイレギュラーがいる以上、どちらにつくかで勝負が決まる可能性が高い
つくとしたらの話だがな」
[メイン] ドラッギー : 「そうだな」
[メイン]
ミスター・VTR :
「だか、なあなあでそれを済ませても納得は得られない
だから精査の時間を貰いたいというわけだ」
[メイン] クリメイター : 「……………」
[メイン] ドラッギー : 「いいぜ?オレ様は、理性あるつもりでいてーからな」
[メイン] クリメイター : 「……良かろう」
[メイン] クリメイター : 「多勢に無勢とならば、不利はこの妾」
[メイン]
ミスター・VTR :
「そゆこと
どさくさ紛れの説得で決着じゃ締まらねェ…だろ?」
[メイン] ドラッギー : ガハハハハハ!!と大笑いする。
[メイン] ドラッギー : 「そうだなァ!おもしれー考えするヤツだぜ!」
[メイン] クリメイター : 「…………フン」
[メイン] クリメイター : 踵を返し。
[メイン] クリメイター : 《瞬間退場》
[メイン]
ミスター・VTR :
何とか乗り切ったか……。
ぶっちゃけ戦う為のエフェクトないからハッタリかましただけなのは内緒だぞ!
[メイン]
ドラッギー :
「言っとくが、オレ様はこの近くにい続けるぜ
あのクソガキがいつ戻ってくるか分からねェからな」
[メイン]
ドラッギー :
煙草を咥え、そして灰煙を吐き捨てる。
眉間に、大きな皺を寄せながら。
[メイン]
ミスター・VTR :
「そっちのか都合いいだろ
聞きたいことがあればすぐに聞けるしな」
[メイン]
七海やちよ :
VTRが収めたことで、ふう、と息を吐き。
持っていたウェポンケースをしまう。
[メイン]
七海やちよ :
「……助かったわ、拳でなく言葉で制してくれるなんて」
とVTRに告げ、くるりとマーサに向き直る。
[メイン] マーサ : やちよの方に目を向ける。
[メイン]
七海やちよ :
「……あなたの温泉への情熱は認めるけど……一歩間違えれば、灰になっていたのはあなたよ
それとも、そこまでして大切なものだったのかしら」
ちらり、と温泉に目が届く。
[メイン] マーサ : 「私はただ…」
[メイン] マーサ : 止めたかっただけで…といいたかったが言葉が続かなかった。
[メイン] 七海やちよ : 彼女はあくまでも心配の意味で伝えているが、その意味を包み込むオブラートは、とげとげしい。
[メイン] マーサ : 実際に止めたのはVTRさんだし、私は…。
[メイン]
ミスター・VTR :
「言うてキッカケを作ったのはマーサだろ
ドンと胸を張れ!」
[メイン] マーサ : 俯いていたが、VTRの言葉で顔を上げる。
[メイン]
ミスター・VTR :
「戦いの最中じゃ言葉は届かない
こじ開けたのは間違いなくマーサの功績だって、チョッパーも言ってたぞ」
[メイン]
マーサ :
「ふふっ…誰よチョッパーって」
VTRの言葉に笑みが漏れる。
[メイン]
七海やちよ :
「……そうね、少なくとも止めたのはあなた
そこは、私には出来ないことだったから」
[メイン] 七海やちよ : 「いずれにしろ……この温泉が、問題の鍵となっているのは確かね」
[メイン]
ミスター・VTR :
「そしてこれからどうするかは皆で決めることだ
“ドラッギー”がジャームだから
“クリメイターがゼノスだからという理由だけて戦いはしない……そこは約束しよう」
[メイン] マーサ : 「うん。2人ともありがとう」
[メイン]
マーサ :
心配かけちゃったな。2人には今度お詫びしないとね。
[メイン]
マーサ :
やちよさんやVTRさんが言うとおりだ。
この温泉のために、みんなでどうにかする方法を考えないと!
[メイン] マーサ :
[メイン] マーサ :
[メイン] マーサ : middle 「解決のための第一歩」 登場:任意
[メイン] ミスター・VTR : 64+1d10 登場/リザレクト (64+1D10) > 64+3[3] > 67
[メイン] マーサ : 59+1d10 登場/リザレクト (59+1D10) > 59+4[4] > 63
[メイン] system : [ ミスター・VTR ] 侵蝕率 : 64 → 67
[メイン] system : [ マーサ ] 侵蝕率 : 59 → 63
[メイン]
マーサ :
私たちは争いを止めるべく、話を聞きに行くことにした。
まずはドラッギーさんの元へ。
[メイン] マーサ : 幸い彼はちゃんと近くにいてくれたようで、すぐに見つけることができた。
[メイン] ドラッギー : その男は、相も変わらず、ポッケに手を突っ込み、煙草を吹かしていた。
[メイン] ドラッギー : 「あ?」
[メイン] マーサ : ぺこりと頭を下げて
[メイン] ドラッギー : 片方の眉をへし曲げ、マーサの方へ瞳を向ける。
[メイン] マーサ : 「さっきはごめんなさい。どうしても止めたくてお湯かけちゃって」
[メイン]
ドラッギー :
「ああ、その事か、それならアレだ
オレ様も、大事な湯を燃やされずに済んだから、別にいいぜ」
[メイン] ミスター・VTR : 「真面目だな…せいぜい強くなれ」
[メイン] ドラッギー : 灰煙を吹かしながら。ニヤリと笑う。
[メイン] マーサ : 大事な湯、なのよね。ならどうして…
[メイン] ドラッギー : 「にしても、アンタらは随分と珍しい奴らだ」
[メイン] マーサ : 「…?どういうこと?」
[メイン] ドラッギー : 「オメーらはUGNだろ?で、オレ様はFH、そしてあのクソガキはゼノス」
[メイン]
ドラッギー :
「頭良い奴なら、テキトーにオレ様とあのガキと争わせといて
消耗したところを漁夫の利とかすんじゃねーのか?」
[メイン]
ミスター・VTR :
「それはそう
別に止めなきゃずっと争ってたわけだしな」
[メイン]
ドラッギー :
「そうするならそうするで、オレ様はまとめでブッ潰してたけどな!
ガハハハハハハ!!」
[メイン] ドラッギー : 豪快に男は笑う。
[メイン]
ミスター・VTR :
こちらの仕事は喋る猿の保護、そして感染源の特定及び処理。
“ドラッギー”と“クリメイター”は任務上ただの障害でしかなく、最低限の労力で処理するのが適切だ。
[メイン]
マーサ :
「私はただ温泉に被害が及ぶのが許せなかっただけなんだけど」
ぽつりと呟く。
[メイン] ドラッギー : 「聞こえてんぞ」
[メイン] ドラッギー : 「だからUGN"らしく"ねーなっつったんだ」
[メイン] マーサ : 「むぅ…」
[メイン]
ドラッギー :
「ま、それはそれでおもしれーことにはなってるしな
まぁいい、ここまではオレ様の大きな独り言だ、気にすんな」
[メイン] ドラッギー : 「んで?何の用だ?」
[メイン]
ミスター・VTR :
「まずは自己紹介から始めよう
オレさまがVTRで、こっちがマーサ」
[メイン] ドラッギー : おう、VTRにマーサか、と口にし。それぞれを黄色の瞳で見やる。
[メイン] マーサ : VTRの自己紹介にコクリとうなずく。
[メイン]
ドラッギー :
「オレ様は、もう知ってんじゃねーか?ドラッギーだ
ただのFHエージェントで、あとはま、オメーらの基準で言う……」
[メイン]
ドラッギー :
「─────"ジャーム"っつーやつだ」
煙草を再び咥える。
[メイン] ドラッギー : その瞳には、どこか苛立ち、怒り、憎悪の感情が込められていた。
[メイン]
ミスター・VTR :
規定に則るならジャームは捕縛しなければならない。
だが狂気と正気の境目はとても曖昧で、誰にも判断はつかない。
[メイン]
ミスター・VTR :
だから侵蝕率で便座上の判断基準がある。
だが……理性を失った化け物とレッテルを貼られ、追い回される者も出てきてしまう。
[メイン] ミスター・VTR : “ドラッギー”のように。
[メイン] マーサ : 私は実家が温泉旅館をやっていて、今は後を継ぐために各地を見て回りつつ、UGNに協力しているイリーガルだと自己紹介する。
[メイン] ドラッギー : なるほどねぇ、と小声で納得する。
[メイン] ドラッギー : 「んじゃ、UGNってよりも、私情で動いたわけだ」
[メイン] マーサ : ドラッギーに言葉にコクリと頷く。
[メイン] ドラッギー : 「ガハハハ!ま、いいんじゃね?オレ様はそういうの嫌いじゃねーぜ」
[メイン] ドラッギー : 「ただ、となるとマーサ、オメーは……オレ様の計画に反対ってクチだな?」
[メイン] ドラッギー : 「遠い先、温泉爆破すんのやめろって言いたげな顔してやがるぜ?」
[メイン] マーサ : 「ええ。爆破なんて許せないわ!」
[メイン] ドラッギー : ニヤリと笑い、灰煙を吐く。
[メイン] ミスター・VTR : 恐ろしい察しの良さ…オレさまでなきゃ見逃しちゃうね。
[メイン]
ドラッギー :
「オレ様は、UGNに対する利を提供する
オレ様の計画はいずれ、レネゲイド治療に繋がる」
[メイン] ドラッギー : ま、オレ様はどっちかっつーと、治療よりも─────。
[メイン]
ドラッギー :
─────"根絶"だけどな。
と、断言する。
[メイン] ドラッギー : 「そっちのロボはどうだい?悪くねーだろ?オレ様の計画」
[メイン] ドラッギー : VTRへ黄色の瞳を。
[メイン]
ミスター・VTR :
「アプローチは悪くないだろ
一人で研究したにしては大した進歩だが……」
[メイン]
ミスター・VTR :
「それを理解した上でマーサは反対してる世界だ」
そうなんだな? とマーサに促す。
[メイン] マーサ : VTRにコクリと頷く。
[メイン]
ドラッギー :
「ほーん」
ポリポリと頭を掻きながら。
[メイン]
ドラッギー :
「んじゃ、相容れねーってわけだ
となると、戦争は免れねーんじゃねーか?」
ドラッギーの周囲に、戦意のレネゲイドが渦巻く。
[メイン]
ドラッギー :
「良かったな、ここは山奥だぜ、人里から歩いて1時間
大暴れしても、レネゲイド汚染とやらはほぼ心配ねーぜ?
ガハハハハハハ!!!」
[メイン]
ミスター・VTR :
「まあただで話を聞けってわけじゃねェ
“クリメイター”の方はやちよという青髪の女が何とかしてるところだ」
[メイン] ミスター・VTR : 「少なくとも敵は一人減っている」
[メイン] ドラッギー : ほーん?あのクソガキを?と口にし。
[メイン] マーサ : ストップストップ、争う気はないんだってば。と制止する。
[メイン] ドラッギー : 「つーと、あくまで穏便に事を運びてーってわけか」
[メイン]
ドラッギー :
「つっても、そうだな、オレ様からはUGNへの利を話すくらいしかねーな
受け入れてくれんなら、それ相応に技術を提供する
売れ入れねーなら、ウロボロスの湯のオリジン持って逃げて
またどっかで研究を進める、そんだけだ」
[メイン] マーサ : 「そうね。穏便に事を運びたいのはたしかにそうだわ」
[メイン] マーサ : 「UGNとしては、あなたの研究や技術はレネゲイドの治療に役立つ可能性があるから、提供してもらえるのなら助かるわ」
[メイン] マーサ : そう、UGNならそうだろう。でも私は違う。
[メイン] マーサ : 「私はさっきも言ったけど、私情で動いてるから、それじゃ納得できないの」
[メイン] マーサ : 実家の旅館が昔潰されそうになり、自分や周りの人間だけでは解決できず、たまたま旅館を訪れていた人たちの力添えで事なきを得たことを話す。
[メイン] マーサ : 「あとで知ったんだけど、潰そうとしていたのはFHで、力を貸してくれたのはUGNの人だったの」
[メイン] ドラッギー : ほーん、という相槌と共に、灰煙を吐き捨て。
[メイン]
ドラッギー :
「アンタにとっちゃ、ちょっとした縁ある場所」
人差し指を立てる。
[メイン]
ドラッギー :
「だから譲れねーってわけだな、誇りってやつか
ガハハハ!ま、分からねーってこともねーわな」
[メイン] ドラッギー : 「ただ言っとくぜ、嬢ちゃん」
[メイン] ドラッギー : その指は、ウロボロスの湯へと指し。
[メイン] ドラッギー : 「─────"合意"済みだ」
[メイン]
ミスター・VTR :
「そういやあの温泉はRBだったな……
つまり“協力関係”…ってコト!?」
[メイン] ドラッギー : ニッ、と笑う。それだけ。
[メイン]
ドラッギー :
「アイツは、オレ様の計画に"合意"している
オレ様も、無理強いはしたかねーからな」
[メイン]
マーサ :
「そんな…」
温泉の方に目を向ける。
[メイン] ドラッギー : 「確かめてーんなら、行きゃいいぜ」
[メイン] ドラッギー : オレ様はここにいるからよ。と煙草を吹かす。
[メイン]
ミスター・VTR :
「まーまーそう悲観しなさんなって
話してみたら案外何かわかるかもよ?」
[メイン]
ミスター・VTR :
「私情で動くと決めたんならとことんやればいい
時間がないわけじゃねェ」
[メイン]
マーサ :
「…うん。そうよね」
VTRにうなずく。
[メイン] マーサ : 「私ちょっと調べてみるわ」
[メイン] マーサ : そのまま温泉の方に足を向ける。
[メイン] マーサ :
[メイン]
マーサ :
能動調査
温泉RBと話をしたいわ
[メイン] GM : 難易度15
[メイン]
マーサ :
知識で振るわね
≪援護の風+ウィンドブレス≫を使うわ
[メイン] マーサ : (3+1+7)dx+15 【精神】 (11DX10+15) > 10[2,4,5,7,7,8,9,9,9,10,10]+6[2,6]+15 > 31
[メイン] GM :
[メイン] system : [ マーサ ] 侵蝕率 : 63 → 67
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
マーサのレネゲイドは、ウロボロスの湯と繋がりを持つ。
干渉経路を作ることにより、そのRBの深層心理へと意識を飛び込ませ。
[メイン] :
[メイン] : 『…………………………』
[メイン] : 高濃度のレネゲイド体の中、その主は、眠っていた。
[メイン]
:
ウロボロスは、全てを吸収する。
それは、光もそう。この意識世界では、全てが闇。
[メイン] : しかしマーサは、そこに"誰か"がいることを察する。
[メイン] マーサ : …感じるわ。これがこの温泉のRBなのかな。
[メイン] マーサ : 「もしもし?私の声が聞こえてますか?」
[メイン] : ─────マーサの声に、主は……未だ、動かない。
[メイン] : まるで、眠っているようで。
[メイン]
:
レネゲイドは全て、それ自体が意識を持っているかのように蠢き
その本体は、無であった。声を掛けるも、返ってくる言葉は、今のところ無い。
[メイン] ミスター・VTR : 「どうやら話せてないようだな」
[メイン] マーサ : 「あ、VTRさん」
[メイン] マーサ : 「はい。なんだか眠っているみたいで」
[メイン]
ミスター・VTR :
「恐らく普通に話しても声は届かないんだろう
だが“ドラッギー”が合意を取っているのが本当なら会話自体は可能だ」
[メイン] マーサ : うんうんとうなずく。
[メイン]
ミスター・VTR :
「“ドラッギー”は《エクスプロージョン》を使ってることからソラリスだろう
そしてソラリスには《声無き声》がある」
[メイン]
ミスター・VTR :
「恐らくこれで話している
だがマーサにも似たようなエフェクトがある
───違いますか?」
[メイン] マーサ : VTRの言葉に、はっとした顔を見せ。
[メイン] マーサ : 「うん!やってみる。ありがとう」
[メイン] マーサ : ≪彼方からの声≫
[メイン] マーサ : 「私の声、聞こえますか?」
[メイン] :
[メイン] : 意識の混濁により、潜在意識世界の闇は、徐々に晴れていき─────。
[メイン] サイレントスプリング : 『─────………!!』
[メイン] サイレントスプリング : そこには、透き通った水色の長髪の、和服の少女がいた。
[メイン] マーサ : 姿が見えた!…って、女の子?
[メイン] マーサ : 「えっと、こんにちは」
[メイン] サイレントスプリング : 『ふぇっ……!?あ、は、はいっ……!?こ、こんにちは……?』
[メイン] サイレントスプリング : 少女は、おどおどとしてる。
[メイン] マーサ : 「あ、びっくりさせちゃったわね」
[メイン]
マーサ :
「ごめんなさい。私はマーサって言うの」
あなたは?と少女に問う。
[メイン]
サイレントスプリング :
『マ、マーサさん、ですか……え、えっと、私は……
た、確か……サイレントスプリング……そう、名づけられました……』
[メイン]
マーサ :
サイレントスプリングさんって言うのね。とうなずいたあと
「名付けられた?もしかして、ドラッギーさんに、かしら?」
[メイン] サイレントスプリング : こくりと頷く。
[メイン]
サイレントスプリング :
『その、私が目を覚ました時に………はい……
ドラッギーさんに……』
[メイン]
マーサ :
ふむふむとうなずく。
じゃあ、彼が合意したのはこの子なのね。
[メイン]
マーサ :
「私、彼と話したんだけど、その中であなたと合意したって聞いて…」
事の顛末をサイレントスプリングに話す。
[メイン]
サイレントスプリング :
『…………はい』
肯定するように頷き。
[メイン]
サイレントスプリング :
『………これが、私にしかできない役目であるのなら……
皆さんを、再び……笑顔にできる方法なら……』
[メイン] サイレントスプリング : 『私は、受け入れますっ』
[メイン] サイレントスプリング : そう断言した。合意の話は真のようだ。
[メイン] マーサ : でも、それだとあなたが…。
[メイン] マーサ : 「…一つだけ聞かせて、どうして自分を犠牲にしてまで誰かを笑顔にしたいの?」
[メイン] サイレントスプリング : 『……………』
[メイン] サイレントスプリング : 『………私は……この、住良木旅館の、温泉です』
[メイン] サイレントスプリング : 『昔は、たくさんの人が来て……時には、動物さん達も来て』
[メイン] サイレントスプリング : 『みんな、私で、疲れを癒して、笑顔になって……』
[メイン] サイレントスプリング : 『それが、私にとっての幸せでも、ありました……』
[メイン] サイレントスプリング : 『……もう、返ってくることのない、日々です……』
[メイン]
サイレントスプリング :
『ここの旅館は……客足が少なくなってきて……
そして、後継者さんもいない、だとか……そういった理由で……
ついには、潰れてしまいました……』
[メイン]
サイレントスプリング :
『……もう、私を必要としてくれる人は、いなくなって
私の、幸せと思えるひと時も、もう……』
[メイン]
サイレントスプリング :
『…………長い、長い眠りでした
ずっと、眠っていました……独り、でした……』
[メイン] サイレントスプリング : 『……そんな時に、ドラッギーさんが、やってきました』
[メイン]
サイレントスプリング :
『そして、人を幸せにする方法を、教えてくれました
………はい、その方法は、確かに……私自身を滅ぼすもの、でした……』
[メイン]
サイレントスプリング :
『─────それでも、私は、また……"温泉"として
皆さんに、幸せと喜びを分け与えることができるって
そう思って……返事は、すぐにしました』
[メイン]
サイレントスプリング :
『………私は、私が私でなくなっても、構いません
ただ、この世から……私という湯によって、悲しむ人がいなくなるのなら
それなら……それは、私の─────"幸せ"です』
[メイン] サイレントスプリング : 少女はそう告げ。和服をきゅっと摘まんだ。
[メイン] マーサ : 私は温泉に携わる身として、彼女の話は他人事には思えなかった。
[メイン] マーサ : 私も温泉は癒しや楽しみを与えられるものだと思っているから。
[メイン]
マーサ :
「…あなたを必要としてくれる人は、ドラッギーさんだけじゃないわ」
サイレントスプリングの目をまっすぐに見つめてそう告げる。
[メイン] サイレントスプリング : 『………ふぇっ……!?』
[メイン] サイレントスプリング : 青い瞳を大きくする。
[メイン] マーサ : 「急に現れて、こんなこと言い出すのっておかしいと思うかもしれないけど」
[メイン] マーサ : 「私ね、実家が温泉旅館なの」
[メイン] サイレントスプリング : 目をぱちぱちとさせる。意外な共通点、そして縁ある人物であることに驚いている。
[メイン] マーサ : 「あなたの話してくれた『疲れを癒して、笑顔になって』、私も同じようなことを考えながら旅館で働いてるわ」
[メイン] マーサ : 「でも、自分の身を滅ぼしたいとは思わない。だってそんなことしたら、お客さんの笑顔を見られないじゃない」
[メイン] サイレントスプリング : 『………それは……はい……』
[メイン]
サイレントスプリング :
・・・・・・・・
『お客さんがいれば、そうですね……』
[メイン] マーサ : 「そうね。だからあなたを必要としてくれる人は他にもいるって言ったの」
[メイン] サイレントスプリング : 『………それは、一体……?』
[メイン]
マーサ :
「それはね…私よ!」
ビシッと親指を突き出し、自身に向ける。
[メイン] サイレントスプリング : 『………!?!?』
[メイン] サイレントスプリング : 『マ、マーサさん、ですか…………!?』
[メイン] マーサ : 「そうそう♪私ね、今は実家を離れているから看板娘がちょうどいなかったの」
[メイン] マーサ : 「あなたを見た瞬間ビビッときたわ。この子なら看板娘に相応しいって」
[メイン] サイレントスプリング : 『は、はわわっ……!?』
[メイン]
サイレントスプリング :
『わ、私が……か、看板、娘っ………!?』
わたわたとし狼狽する。
[メイン] マーサ : 「このマーサが言うんだから間違いないわ!」
[メイン] サイレントスプリング : 『ほ、ほぁぁぁぁ……す、すごい、自信です………』
[メイン] マーサ : 「無理強いは良くないから、あなたが良ければ、なんだけど」
[メイン] マーサ : 「それにあなたはドラッギーさんとの約束もあるから、私の独断では決められないし」
[メイン]
サイレントスプリング :
『………私が、です、か………私が、もう一度……"温泉"として……』
俯き、眉をハの字にしながら考え込み。
[メイン] マーサ : 「そう!うちの旅館なら大歓迎よ」
[メイン]
サイレントスプリング :
『………お誘いは、とても……嬉しいです……
すごく、魅力的です……それができたら、私も、いいなぁ……なんて
……そう、思っちゃったりも、しました……』
[メイン] サイレントスプリング : 『………でも……』
[メイン] サイレントスプリング : 少女の表情は、暗くなる。
[メイン]
サイレントスプリング :
『……わ、私は……レネゲイドが……高く、その……
ドラッギーさんからも、お聞きしました……』
[メイン]
サイレントスプリング :
『………今の私に、帰る場所が、あるのか……どうか……』
声はだんだんと小さく。
[メイン] GM : ─────マーサは感じるだろう。
[メイン]
GM :
この空間のレネゲイド濃度の高さと
そして、少女と接触したことにより。
[メイン]
GM :
サイレントスプリングは。
─────侵蝕率200%であることを。
[メイン] マーサ : 67+1d10 登場/リザレクト (67+1D10) > 67+3[3] > 70
[メイン] system : [ マーサ ] 侵蝕率 : 67 → 70
[メイン] マーサ :
[メイン]
マーサ :
能動調査
サイレントスプリングのロイスを調べたいわ
[メイン] GM : 難易度8
[メイン]
マーサ :
知識で調べるわね
≪援護の風+ウィンドブレス≫を使うわ
[メイン] マーサ : (3+1+7)dx+15 【精神】 (11DX10+15) > 10[2,2,2,2,3,4,4,8,9,10,10]+4[3,4]+15 > 29
[メイン] GM :
[メイン] GM : 保有ロイス、3。
[メイン] GM :
[メイン] system : [ マーサ ] 侵蝕率 : 70 → 75
[メイン] マーサ : タイタス済みなのかしら?
[メイン] GM : NO
[メイン] マーサ : わかったわ
[メイン] マーサ : ジェネシフトするわ
[メイン] マーサ : 75+4d10 ジェネシフト (75+4D10) > 75+23[5,2,7,9] > 98
[メイン] マーサ : 再登場よ!
[メイン] system : [ マーサ ] 侵蝕率 : 75 → 98
[メイン] マーサ : 98+1d10 登場/リザレクト (98+1D10) > 98+10[10] > 108
[メイン] system : [ マーサ ] 侵蝕率 : 98 → 108
[メイン]
ミスター・VTR :
「何だ!?(^^)何だ!?(^^)」
マーサの周りにレネゲイドが渦巻く。
“ジェネシフト”が使われたのだ。
[メイン]
ミスター・VTR :
「侵蝕率が100%を超えている
温泉の為とはいえ危険じゃねェか?」
[メイン] マーサ : VTRさん、心配してくれてるのね。
[メイン] マーサ : 「…私にしかできないことだと思うから、だったら頑張らなきゃ」
[メイン]
ミスター・VTR :
「いいや…一人でやるのは無茶だな…
お前が帰ってこれない可能性がある」
[メイン] マーサ : 「………」
[メイン] マーサ : VTRさんはきっと、私みたいに無茶をする人を見てきたんだろう。
[メイン] マーサ : 「でも、私には他には思い浮かばなくて…」
[メイン]
ミスター・VTR :
「まーまーそう言いなさんなって
オレさまは止めるとは言ってないぜ?」
[メイン] ミスター・VTR : 「一人じゃ無茶なら…二人でやればいいよな?」
[メイン] マーサ : 「…!」
[メイン] ミスター・VTR : 財閥援助を使用してマリポーサさまからハイキャッスルを借りる
[メイン] ミスター・VTR : そしてハイキャッスルを使用して《リプレッション》Lv5を修得するッッッ
[メイン] GM : いいぞッ!
[メイン] ミスター・VTR : 「“サイレントスプリング”の話は聞こえなかったがマーサの話から大体の事情は察した」
[メイン]
ミスター・VTR :
「UGNの理念は“人とオーヴァードの共存”だからな
“サイレントスプリング”も共存するべき相手なのを教える」
[メイン]
マーサ :
「VTRさん…!」
ぱぁっと顔が明るくなる。
[メイン]
ミスター・VTR :
「やちよも信じてオレさま達に託したんだ
やれることは全部やるぞ 来い」
[メイン]
ドラッギー :
「─────へェ?」
銀髪の男は、二人の背後に立ち、煙草を吹かす。
[メイン] ドラッギー : 「"共存"、か」
[メイン] ドラッギー : 「そいつをアンタら、持って帰るつもりか」
[メイン]
マーサ :
「ええ!」
VTRにうなずく。
[メイン] ミスター・VTR : 「お前からしたら自分で研究を続けられなくなる以上、看過は出来ないだろう」
[メイン]
ミスター・VTR :
「だが、オレさま達の目的は同じなんだ
レネゲイドの治療は共存の為の手段だからな」
[メイン]
ミスター・VTR :
何故レネゲイドが悲劇を呼ぶのか。
何故ジャームという存在が追い回され、凍結されなければならないのか。
[メイン]
ミスター・VTR :
それは完全治療が出来ないから。
出来ないから未来に先送りするしかないからだ。
[メイン] ドラッギー : 「─────なるほど、な」
[メイン]
ミスター・VTR :
「一人じゃ無茶だと言う言葉はお前にも言わなければいけないようだな
“サイレントスプリング”を横取りするんじゃない……より良い結果にする為に協力して研究することを提案する」
[メイン] ドラッギー : 煙草を吹かし、黄色の瞳をVTRへ向け。
[メイン] ドラッギー : 「ヘッ」
[メイン] ドラッギー : 踵を返す。
[メイン]
ドラッギー :
「……オメーらをブチのめそうとする程
オレ様は、自分を理性の失ったジャームと断じたくねーからな」
[メイン] ドラッギー : 首をゆっくりと、振り向かせ。
[メイン] ドラッギー : 「オメーらが、そこまで"本気"だっつーなら、ああ、分かったぜ」
[メイン]
ドラッギー :
「言っとくが、協力の申し出は断る
当たり前だろ?オメーらにとっちゃ、オレ様の存在は"毒"だ」
[メイン] ドラッギー : 「んで、サイレントスプリングだが」
[メイン] ドラッギー : 「サイレントスプリングはもう、オメーらに靡いちまってっからな」
[メイン] ドラッギー : 「んじゃ、オレ様の大義は失ってるわ」
[メイン] ドラッギー : 「せいぜい、ゼノスのクソガキに奪われねーようにな」
[メイン]
マーサ :
「待って!」
去ろうとするドラッギーを呼び止める。
[メイン] ドラッギー : 「─────あん?」
[メイン] マーサ : 「…え、えっと、彼女はあなたと先に合意してたのに反故にしちゃったから…」
[メイン] マーサ : 「全部上手く行ったら、彼女は私の旅館で引き取るから、もし良かったらだけど」
[メイン] マーサ : そう言って実家の旅館の住所を書いてドラッギーに手渡そうとする。
[メイン] マーサ : 「これ、うちの旅館の住所。たまにでいいから彼女に会いに来てあげて」
[メイン] ドラッギー : ちらりと、その紙を一瞥し。
[メイン] ドラッギー : 「リスキーなことしやがるぜ、全く」
[メイン]
ドラッギー :
「オレ様はFH、んでそっちはUGN
こりゃ─────最初から、敵わなかったっつーハナシだったわけだな
ガハハハハハハハ!!!」
[メイン] ドラッギー : 銀髪の男の体が、灰煙に包まれ─────。
[メイン] ドラッギー : 《瞬間退場》
[メイン]
マーサ :
彼女の心を最初に救ったのは、紛れもなく彼だったのよね…。
消え去るドラッギーを見てそう思った。
[メイン]
ミスター・VTR :
「“ドラッギー”については記録した……
アイツが表立って問題を起こさなければ優先的に討伐されることはないでしょう」
[メイン]
マーサ :
「ありがとう。VTRさん」
気を回してくれたのね。
[メイン] マーサ : 安堵してる場合じゃないわね。まだ終わってないんだもの。
[メイン] マーサ : 再度温泉の方へ。
[メイン] ミスター・VTR : 「じゃあオレさまに続けマーサクリィ〜!」
[メイン] ミスター・VTR : マリポーサさまの力を借りて覚えた《リプレッション》の準備に取り掛かる。
[メイン] ミスター・VTR : 「ジェネシフトはしないが……その分多く吸うぞ 来い」
[メイン]
マーサ :
「誰よそれ…」
半分呆れながらもVTRに続く。
[メイン] マーサ : 「うん。私もやれるだけはやってみるわ」
[メイン] マーサ : ふぅと息を吐き、お湯に触れる。
[メイン] マーサ : サイレントスプリングさん。大丈夫、あなたには帰る場所があるわ。
[メイン] マーサ :
[メイン] マーサ : 後悔させないわよ?
[メイン] マーサ :
[メイン] マーサ : ≪リプレッション≫
[雑談] system : [ サイレントスプリング ] 侵蝕率 : 200 → 160
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] 七海やちよ : middle「薪なき所に火は燃えず」登場:任意
[メイン] 七海やちよ : 63+1d10 登場/リザレクト (63+1D10) > 63+10[10] > 73
[メイン] system : [ 七海やちよ ] 侵蝕率 : 63 → 73
[メイン] 七海やちよ :
[メイン] 七海やちよ :
[メイン] 七海やちよ :
[メイン] 七海やちよ : ────和気あいあいとした場から一つ、消えた影。
[メイン]
七海やちよ :
青髪を伸ばし、冷静さを欠かない顔。
すらりと伸びた背筋の彼女、七海やちよは。
一部始終を合間で見ていた。
[メイン]
七海やちよ :
元々、彼女は”サイレントスプリング”を破壊しても良いと思っていた。
[メイン]
七海やちよ :
今回の任務は、感染者の猿とその感染源の調査。
その感染源が、意志のない物であり争いの火種となるなら────。
いくら周りに一般人がいないとはいえ、猿のように迷い込む人間が現れないとは限らない。
[メイン] 七海やちよ : FHの言う事など、聞くまでもないと思っていたのだが。
[メイン]
七海やちよ :
「……まさか、本当に止めるとはね
あんな危険な方法まで使って……」
[メイン] 七海やちよ : その冷静な顔には、少し驚きの色が見えた。
[メイン]
七海やちよ :
以前もいた。自らの想いを、その行動で示した人が。
誰かを助けたいという想いで、私とぶつかり合い、そして想いを通した人が。
[メイン] 七海やちよ : 「……しょうがないわね、私もやる事をしましょうか」
[メイン]
七海やちよ :
フッ、と笑い。
さらりと伸びた髪をかき上げる。
[メイン]
七海やちよ :
ぎしり、と鳴る床を踏み歩き。
今はもう手入れのされておらず、草が生い茂る庭へと出る。
[メイン]
七海やちよ :
「向こうの温泉街、黒卵が人気らしいのよ
私も一つ食べてみたけど、噂になるだけあるわね、美味しいわ」
[メイン] 七海やちよ : 「────あなたも食べてみない?」
[メイン] 七海やちよ : ちらり、庭の一方を見る。
[メイン]
クリメイター :
風に揺れる、赤黒の長髪。
死人のような顔を、ゆっくりと振り向かせ。
[メイン]
七海やちよ :
彼女があの場に入らなかったのは、意見を通す必要がなかったから。
そしてもう一つ────”クリメイター”の奇襲に備えるためである。
[メイン] クリメイター : 「其れは其れは、気遣い痛み入るのう?UGNよ」
[メイン]
クリメイター :
くすくすと笑い。黒の和服を揺らめかせながら。
砂利音を鳴らし、ゆっくり、ゆっくりと近づいていく。
[メイン] クリメイター : 「されど、真意、そこに非ず」
[メイン] クリメイター : 「のう、同盟者よ、妾に近う寄った訳は何なりや?」
[メイン]
七海やちよ :
近づく砂利の音に、すらりと伸ばした背は動じずに。
[メイン]
クリメイター :
「まさか、この妾へ敵対の意を伝えに来たわけでもなかろう?
そんな愚かな事を、其方達UGNが決断するとは思うとらんぞ?」
[メイン] クリメイター : 「相手はFH、相手はジャームぞ、のう?」
[メイン] クリメイター : 小首を傾げ、片方の口角を上げる。
[メイン]
七海やちよ :
「あら、別にFHと協力するってわけでもないわよ?
────ただ申し訳ないことに同盟は、一旦中止にさせてもらうけど」
[メイン] クリメイター : ほう、と目を細める。
[メイン] 七海やちよ : さらり、と髪をかき上げ。
[メイン]
七海やちよ :
「うちの仲間がね、”サイレントスプリング”……件の温泉RBね
保護することに決定したみたいなの」
[メイン]
七海やちよ :
「だから……保護。
破壊とは真反対になってしまうわね」
[メイン] クリメイター : 「此れは、残念なり」
[メイン] クリメイター : 「妾達と敵対を選ぶか、UGN」
[メイン] クリメイター : 「仕方なきことか、くくく……水と油は、交わらんからのう」
[メイン] クリメイター : 赤く、そして黒さの混ざる炎がクリメイターの周囲に、仄かに滾る。
[メイン] 七海やちよ : 「…………」
[メイン] クリメイター : 「然し、随分と甘く見積もられたものなりや」
[メイン] 七海やちよ : 湧き出る炎に、ちらりと目を向けて。
[メイン] クリメイター : 「其方一人で、この妾に向かうとはな?くくく……」
[メイン] クリメイター : 「─────"不愉快"」
[メイン] 七海やちよ : 「……いいえ」
[メイン] 七海やちよ : 「私は一つ、気になっていたことがあったから……ここに一人で来たのよ」
[メイン] 七海やちよ : 戦うつもりもないしね、と両手を上げて。
[メイン]
クリメイター :
「利無きことよ、されど、良かろう
其方から提示せしものあらば、妾も未見に伏すこともあらんや」
[メイン] クリメイター : 「聞かせてみせよ、青の女」
[メイン]
クリメイター :
炎は微弱に、死人のような手をゆっくりとやちよへと差し向け。
手のひらを天へ。話を促すように。
[メイン]
七海やちよ :
「甘く見積もった、それは誤解よ
むしろ、あなたの意志は強い物だって見えるわよ」
[メイン]
七海やちよ :
さらりと冷静そうに髪をかき上げる。
けれどうなじに出来た汗は、果たして暑さによるものか。
[メイン] 七海やちよ : ありがとう、と礼を返し。
[メイン] 七海やちよ : 「あなたが言っていた通り、あのRBは人のレネゲイドを吸収することに長けていた」
[メイン]
七海やちよ :
「まさに、闇も光も吸収するウロボロス。
けれど……そのRBに対して、あなたは単騎で破壊を試みようとしていた」
[メイン] 七海やちよ : 私たちとの同盟がなければ、一人でしょうしね。と付け加え。
[メイン]
七海やちよ :
「……あなた、どうして破壊しようと思えたの?
ゼノスエージェントには人間もいたはず、だけどRBのあなたがここまで来るなんて」
[メイン] クリメイター : 「何故か、その応えは、其方達も知っていようぞ」
[メイン]
クリメイター :
「ウロボロス、その力は、妾達RBの生命をも奪いかねぬ存在
その様なものを捨て置けば、"同胞"は滅することになろうぞ」
[メイン]
クリメイター :
「妾は、この世に生を受け、そして多くの同胞と出会った
そして─────その脆さも知った」
[メイン] クリメイター : 「さもありなん、妾達のなんたるか細きことよ」
[メイン] クリメイター : 「妾の名は」
[メイン]
クリメイター :
クリメイター
「"火葬人"」
[メイン] 七海やちよ : 目を、細める。
[メイン]
クリメイター :
「一体幾つ、その死を労わってきたであろうのう
─────狭間に生きる者達の、死を」
[メイン]
クリメイター :
「妾の炎は、無念を燃やすためにあろうか?
それは、否。妾は否定せり」
[メイン]
クリメイター :
「同胞の生のためにあらんや、妾の炎は、聖火とせん
─────RBの希望を望もうぞ
更なる、レネゲイドの進化を望もうぞ」
[メイン] クリメイター : 「故に、退化の権化─────ウロボロスは排斥ぞ」
[メイン]
クリメイター :
「のう、UGN、其方達はジャームを捨て置けぬのであろう?
其方達人間の日常が危ぶまれるからのう?」
[メイン]
七海やちよ :
……火葬人。
その名が付けられた所以は、くべた”薪”の想いを継ぐためだろう。
どれほどの薪がくべられれば、ここまで炎が燃え盛る事と鳴ったのか。
[メイン]
クリメイター :
「それは妾達も同じなりや
ウロボロスを捨て置けば、RBの生は迫害せり」
[メイン]
クリメイター :
RBは、レネゲイドによって生まれた存在である。
レネゲイドによって、こうして意識を持つ存在である。
[メイン]
クリメイター :
故に、ウロボロスによってレネゲイドを奪われた場合は?
さらに言えば、レネゲイドの治療が可能となった場合は?
[メイン]
クリメイター :
RBは、"オリジン"に戻ってしまうのだろうか?
意識は、人格は、奪われてしまうのだろうか?
[メイン]
クリメイター :
その不安は、絶えない。
その想いから、ゼノスに与するRBがいる。
[メイン]
クリメイター :
"火葬"。彼女もその一人である。
オーヴァードの火葬によって発現した彼女は、人の身を賜ってもその使命を果たし続けた。
無念に倒れるオーヴァードの死を、弔ってきた。
[メイン]
クリメイター :
しかし、RBの死体は─────無い場合もあった。
疑心は、そこで深まったようだ。
そこからクリメイターは、UGNから、ゼノスへ。
[メイン]
七海やちよ :
伸ばした髪は、揺れる。
動じない顔の代わりのように、動揺を見せるように。
[メイン]
七海やちよ :
ゆらりくらりと、それこそ炎のように。
掴みどころのない彼女の内に抱えた無力感、恨み、復讐。
[メイン]
七海やちよ :
その全てを図ることはできない。
私は、彼女が生まれるまでを知らない。RBに詳しいわけでもない。
[メイン] 七海やちよ : ただ。
[メイン] 七海やちよ : 「……ねえ」
[メイン] 七海やちよ : 「無力感に喘いで、一人寝床で手を伸ばしたことは?」
[メイン] 七海やちよ : 「昨日にこにこ笑ってた顔が、今日目を閉じて開かなくなったことは?」
[メイン] 七海やちよ : 「二度と開かない顔に、胸が引き裂かれるような思いをしたことは?」
[メイン]
クリメイター :
「くくく」
肩を揺すり、小さく笑い。
[メイン] クリメイター : 「其方"も"、そうか」
[メイン] 七海やちよ : 髪を、かき上げて。
[メイン] 七海やちよ : 「ええ」
[メイン]
クリメイター :
「オーヴァードとは、くくくく……利便性を持つ反面
その性質上、どうしても抗えん、負を背負う
UGNに与する事から察することもあったが、そうよのう
其方も、"同胞"のため、か」
[メイン]
七海やちよ :
「……まぁね、伊達に何年も同じ場所にい続けてないわ
だから……わかるのよ」
[メイン] 七海やちよ : ちらり、と目を向けて。
[メイン] 七海やちよ : 「……あなた、優しいのね」
[メイン]
クリメイター :
「戯け、ぬかすな」
視線を少し逸らし。
[メイン] 七海やちよ : その灰色の瞳に、青色の瞳を向き合わせ。
[メイン] クリメイター : 「しかし、理解はした、なるほど、其方は要は、こういうことか」
[メイン]
クリメイター :
「あの娘が、ウロボロスの湯に想い焦がれるものがある
そしてそれを無碍にした場合は
……其方が、許せぬ、と」
[メイン]
クリメイター :
「くくく、失う悲しみとは、何度味わっても
良い味はせんからのう……」
[メイン]
七海やちよ :
ジャームとウロボロス。
お互いが切り捨てなければいけないライン。
そこに差異こそあれ、何度も苦しんできたものだろう。
[メイン] 七海やちよ : 「それに、そうね」
[メイン]
七海やちよ :
「……私が守れないと切り捨てた者を、あの子は拾ったから……
その優しさに免じたいのよ」
[メイン] 七海やちよ : さらりと髪をかき上げて。
[メイン] 七海やちよ : 「もちろん、あなたにとって悪い話でもないわ」
[メイン] 七海やちよ : 「あのウロボロスの湯はRB殺しとなる……そしてそれは、人から地域、やがて世界以上に広がる可能性もある」
[メイン] 七海やちよ : 「あなた達で言う────進化をすれば、の話ね」
[メイン] クリメイター : 続けてみせよ、と手のひらを反す。
[メイン] 七海やちよ : 「”ウロボロスの湯”としてFHの手に渡ったのであれば、レネゲイドは撲滅する……進化を続け、RBは淘汰されるかもしれない」
[メイン] 七海やちよ : 指を一本立て。
[メイン]
七海やちよ :
「ただ、”オーヴァードの仲間”として、UGNに加わったのなら……
彼女の力もあなた達RBに触れ合う事もないでしょう」
[メイン] 七海やちよ : 立てた指を、戻す。
[メイン] 七海やちよ : 要は、”サイレントスプリング”をUGNの保護下に置く。
[メイン]
七海やちよ :
ゼノスやRBと接触し、彼らが吸収され消えることもなく。
また、UGNとしてもオーヴァードの保護の理念が達成される。
[メイン] クリメイター : 「確約無きことよ」
[メイン] クリメイター : 「UGNはレネゲイド退化実験を試みた過去があるなりや」
[メイン] クリメイター : 「のう、青の女、視点を変えて考えてみせよ」
[メイン]
クリメイター :
「妾がFHとしよう、そして其方達が本来討伐せねばならぬ
ジャームを、FHが保護したいと申し出る
無論、表社会には出さぬという、"口約束"を以って、な」
[メイン] クリメイター : 「くくくく─────受け入れるか?」
[メイン] 七海やちよ : 「それは、受け入れないわね」
[メイン] クリメイター : 「左様であろう」
[メイン] クリメイター : 「其方達は、ジャームをFHへ横流しした責を負うであろう?」
[メイン]
クリメイター :
「其れは妾も同じことよ、妾はウロボロスの湯の討伐を命じられた
そして、其れを破れば、妾も責を負うことになろうぞ
─────この選択により、同胞の死があるかもしれぬ、という責をのう」
[メイン]
七海やちよ :
「そんな想いは二度とごめんね、例え咎められなくても……
私は自分の選択を、悔やんでも悔やみきれないわ」
[メイン] 七海やちよ : だからね、と続けて。
[メイン]
七海やちよ :
ぺらり、と袋から紙を取り出して。
そこに書かれているのは、無地の紙。
[メイン] 七海やちよ : そして。
[メイン] 七海やちよ : 《ウェポンケース》《混沌なる者の槍》
[メイン] 七海やちよ :
[メイン] 七海やちよ : 白兵攻撃 対象:
[メイン] 七海やちよ : 自分
[メイン] 七海やちよ : 2dx+8 (2DX10+8) > 6[4,6]+8 > 14
[メイン] 七海やちよ : 2d10+2d10+16 (2D10+2D10+16) > 16[7,9]+10[3,7]+16 > 42
[メイン] system : [ 七海やちよ ] HP : 23 → 0
[メイン] 七海やちよ : 73+1d10 登場/リザレクト (73+1D10) > 73+6[6] > 79
[メイン] system : [ 七海やちよ ] 侵蝕率 : 73 → 79
[メイン] system : [ 七海やちよ ] HP : 0 → 6
[メイン] 七海やちよ :
[メイン] 七海やちよ : 顔色一つ変えずに、自らの胸を貫いて。
[メイン] 七海やちよ : ぽたりと、紙に赤色をなぞっていく。
[メイン] 七海やちよ : 額には、脂汗を付けながら。
[メイン] 七海やちよ : 「……これで血印ね」
[メイン] 七海やちよ : 口約束ではないわ、と言い渡し。
[メイン] クリメイター : 「…………………」
[メイン]
クリメイター :
「……其方も分かっていよう、ブラム=ストーカーの手に掛からば
其方の情報全て、手中に収まることも容易きことを」
[メイン] クリメイター : ゆっくりと、死人のような指を血印の押された紙へ。
[メイン]
七海やちよ :
「それが口約束ではない証と……
それと、もう一つ」
[メイン]
七海やちよ :
「……ウロボロスのRB、彼女のデータは……
あなた達の進化に必要じゃないかしら?」
[メイン] クリメイター : 「………くくく、左様なりや」
[メイン]
七海やちよ :
「例え欲しくても、触れる事さえ叶わないなら……
触れられる私たちが出した方が、良いと思わないかしら」
[メイン] クリメイター : 死人のような顔を少し傾かせながら、間を置き。
[メイン] クリメイター : 「実に、合理的なりや」
[メイン] クリメイター : 「良かろう、其方の血で以って、承ろうぞ」
[メイン] クリメイター : 踵を返し。
[メイン] クリメイター : 「此度の件、妾は手を引こうぞ」
[メイン] クリメイター : 「─────くくく、其方ならば、約束は守ってくれようぞ、のう?」
[メイン] クリメイター : 「其方はああ言ったが、くく、なれば妾からも返そうぞ」
[メイン] クリメイター : 「─────其方は、優しいのう?」
[メイン] 七海やちよ : 「……違えたなら、ブラッドストーカーでも送ってくればいいわ」
[メイン] 七海やちよ : 「……あら、そう」
[メイン] 七海やちよ : 冷静さが詰まった、冷たい顔に。
[メイン]
クリメイター :
「くくくくく……」
肩を揺らし、小さく笑いながら。
[メイン] 七海やちよ : 少し頬があげられ。
[メイン] クリメイター : 「此れでは釣り合わんよのう、青の女」
[メイン] 七海やちよ : 「そうねえ」
[メイン] クリメイター : ちらりと、やちよへ振り返り。
[メイン] クリメイター :
[メイン] クリメイター : 《炎の理》
[メイン] クリメイター :
[メイン] クリメイター : 血印は、焼き払われた。
[メイン] クリメイター : 「其方の真意が見ること叶えば、もはや此れは無用の長物ぞ」
[メイン] クリメイター : 「気に入ったぞ、青の女」
[メイン] クリメイター : 「せめて、其方の名だけでも問おうぞ」
[メイン]
七海やちよ :
「……信じてくれるなんて、嬉しいわね
そうね、私の名は────」
[メイン] 七海やちよ : シュッと、名刺がクリメイターの元に投げられて。
[メイン] 七海やちよ : 「七海やちよ、気に入ってくれたら雑誌でもどうぞ」
[メイン] 七海やちよ : ふふ、と笑う。
[メイン]
クリメイター :
二本指で名刺を受け止め、虚ろな黒の瞳を一瞥。
そして、小さく笑う。
[メイン] クリメイター : 「さらばだ、七海」
[メイン] クリメイター : 《瞬間退場》
[メイン]
クリメイター :
クリメイターの足元に炎が現れ、そしてそれは徐々に彼女の体を包み込んでいき。
そして最後には─────その場には、何も残らず。灰のみが、風に吹かれ飛んでいく。
[メイン] 七海やちよ : 「……さようなら、見送り人さん」
[メイン]
七海やちよ :
灰が、空へと待っていく。
それをぼおっと見ながら。
[メイン] 七海やちよ : ずさ、と背を柱に体重をかける。
[メイン]
七海やちよ :
「……あぁ、私らしくもない……
馬鹿な真似するもんじゃないわね」
[メイン] 七海やちよ : 今もなお、彼女の腹では《対抗種》のレネゲイドが自らを食おうと暴れており。
[メイン] 七海やちよ : 「はぁ、疲れた時は……」
[メイン] 七海やちよ : 「温泉に入るが、一番ね」
[メイン]
七海やちよ :
クリメイター、彼女と相対したこと。
そして自らを貫いた衝撃に寄り、額に汗を流しながら。
[メイン]
七海やちよ :
争いの種火は、元よりお互いの齟齬によって生まれる者である。
利害の一致で同盟が組まれるのであれば、逆もしかり。
[メイン] 七海やちよ : ただ、今回は。
[メイン] 七海やちよ : 薪はあらず、火が燃える前に水が掛けられた。
[メイン] 七海やちよ : 「……」
[メイン] 七海やちよ : 「黒卵、もう一つ食べればよかった」
[メイン] 七海やちよ :
[メイン] 七海やちよ :
[メイン] 七海やちよ :
[メイン] マーサ : climax & ED『クラウチ旅館へようこそ!』登場:任意
[メイン] ミスター・VTR : 82+1d10 登場/リザレクト (82+1D10) > 82+5[5] > 87
[メイン] 七海やちよ : 79+1d10 登場/リザレクト (79+1D10) > 79+2[2] > 81
[メイン] system : [ 七海やちよ ] 侵蝕率 : 79 → 81
[メイン] system : [ ミスター・VTR ] 侵蝕率 : 82 → 87
[メイン] マーサ : 127+1d10 登場/リザレクト (127+1D10) > 127+7[7] > 134
[メイン] system : [ マーサ ] 侵蝕率 : 127 → 134
[メイン] マーサ : 大きな門を抜け、湯煙が立つ温泉街の最奥、そこに私の実家、クラウチ旅館が建っている。
[メイン] マーサ : この温泉郷でも一番の老舗だ。
[メイン]
マーサ :
「は~い!こちらになりま~す!」
営業モードで全員を案内する。
[メイン] ミスター・VTR : 「思ったより立派だな」
[メイン]
サイレントスプリング :
「わ、わぁ……!ここが、ですか……!
……久しぶりに、生き生きとした旅館を、見れました……!」
おどおど、ドキドキとしながら着いていく。
[メイン] サイレントスプリング : その目には、感動の喜びが、湯水のように湧き溢れていた。
[メイン]
七海やちよ :
冷静さをかかない、冷たさの残る無表情。
そんな顔は早速屋台に目移りしている。
[メイン] ミスター・VTR : こいつまだ食い足りないのか……。
[メイン]
猿 :
グッジョブサイン。
人通りのある温泉街ゆえ、お口はチャックマン。
今はただの猿を演じてる。ノイマンだからできらぁっ!
[メイン] マーサ : 老舗だからね。とVTRにいいながら、良かった、喜んでもらえてる。とサイレントスプリングの方を見て安堵している。
[メイン]
ミスター・VTR :
「この規模なら“カンパニー”として機能するだろう
UGNも管理に一枚噛めば、今後の助けになるんじゃないか」
[メイン]
猿 :
スパリゾってことっすかね?とVTRに小声で話しかける猿。
ノイマンなので、そういう知識は勝手に得たようだ。すごいだろ。
[メイン]
ミスター・VTR :
「そゆこと
“サイレントスプリング”はRBだからな……一般客の入浴には使えない
だがUGNは違う!」
[メイン] サイレントスプリング : 「!!!! な、なるほど……!」
[メイン]
ミスター・VTR :
「まあ、“サイレントスプリング”をこちらに引き込む代わりにFHとゼノスは取り逃がすしかなかったんだが……そこはすまん(Thanks.)」
そう“メイプルトリック”に。
報告は道中で粗方済ませている。
[メイン] メイプルトリック : 黒卵を食べていた。
[メイン] マーサ : ふむふむ、それならサイレントスプリングさんも暇しなくていいわね。
[メイン]
メイプルトリック :
「ん?ああ、まぁ、そうだねぇ
まぁ、今回は感染原因の調査とその解決だったからね~
だから私としては問題ないよー」
[メイン] メイプルトリック : 「ただ、ドラッギーとクリメイターについては……」
[メイン] メイプルトリック : 「後で、じ~~~っくり、聞かせてもらうよ~?」
[メイン] メイプルトリック : へらへらとしながら、3人それぞれに、気だるげな目配せを。
[メイン] 七海やちよ : 「こんな仕事だもの……また会うかもしれないものね」
[メイン] 七海やちよ : 髪をかき上げ、温泉卵をつまんでいる。
[メイン] マーサ : あうう…。それに関しては何も弁明できないわね。
[メイン]
メイプルトリック :
そっちは、色々勝手なことを申し出たみたいだしね~?と
飄々とした表情をやちよに向ける。
[メイン]
七海やちよ :
ただ、取り逃したことは事実なので。
本来いつもなら二つ食べるところが、一つにしている。
[メイン] ミスター・VTR : 「そういやデータ寄越すとか言ったんだったか……」
[メイン] ミスター・VTR : 後結局食うのかよ。
[メイン]
サイレントスプリング :
「マ、マーサさんっ……!湯舟、どうなっているか、見てみたいです……!」
そんな中でも、のほほんと、透き通った水色の、小柄な少女は
マーサの服をぐいぐいと引っ張る、まるで子どものように。
[メイン] 七海やちよ : メイプルトリックの声に、ばつが悪そうに口を閉じつつ。
[メイン]
サイレントスプリング :
久々にこうして、大勢の人達と、和気藹々とした空間にいられることに
これ以上ないほどの喜びと、そして興奮を覚えている様子だ。
[メイン]
マーサ :
「わかったわ。こっちよ」
そう言って女湯の方へ案内する。
[メイン] ミスター・VTR : 無邪気にはしゃぐ“サイレントスプリング”と案内をするマーサを見て
[メイン]
ミスター・VTR :
「まあいいんじゃねェか
二人を討伐していたらあの光景はなかったわけだし
ああいう日常を守るのもUGNの務め…だろ?」
[メイン] サイレントスプリング : はーい!と元気よく返事をし、着いていく。
[メイン] メイプルトリック : 「はっはっは、そりゃそうだ」
[メイン] 七海やちよ : VTRに、こく、と小さく首を動かし頷く。
[メイン] メイプルトリック : 「良いこと言うじゃないか、さすがは元アクシズってとこかな~?」
[メイン] 七海やちよ : 「…………!?」
[メイン]
ミスター・VTR :
「そういやマーサとやちよには言ってなかったな
“そういうこと”」
[メイン]
七海やちよ :
流石のやちよも、少し目を丸く。
アクシズと言えば、UGNのトップもトップ、12人の中枢評議会員だからだ。
[メイン] 七海やちよ : 「あなた……凄い経歴なのね……」
[メイン]
猿 :
「……………え?」
思わず猿も声が漏れてしまった。
[メイン] 猿 : アクシズ、その存在は、ノイマンの脳回路の中にしっかり存在していたようで。
[メイン]
七海やちよ :
現支部長ではあると聞いていたが。
まさか元アクシズとは夢にも思わない。
[メイン]
ミスター・VTR :
「ま、元とはいえ顔は効くし、諸々の手続きは済ませておく
データについてもレネゲイド治療の足掛かりが手に入ったわけだしお釣りは来るだろう」
[メイン]
メイプルトリック :
「あはは、そりゃ助かっちゃうね~、それならこっちも楽ちんだ
……ま、せっかく呼んでくれてなんだけれども」
[メイン]
七海やちよ :
「………。
まあそうね、”経費”で落としたってことにしてくれるかしら」
[メイン]
メイプルトリック :
「私は、まだちょいっと他にお仕事があってね……
だから、"最後の仕事"をしようかなって」
[メイン] 七海やちよ : ふぅん?と、メイプルトリックに目を向ける。
[メイン] メイプルトリック : にへらっと笑い、サイレントスプリングの肩を軽く叩き。
[メイン]
サイレントスプリング :
「………?」
くるりと振り返り、小首を傾げる。
[メイン]
メイプルトリック :
「ようこそ、そしてお帰り、"日常"へ」
にこりと、優しく笑い。
[メイン]
メイプルトリック :
「君は、温泉がオリジン、だったよね?
そして、人を笑顔にしたいと、幸せにしたいと、そう願っていた
そうだね?」
[メイン] サイレントスプリング : その言葉に、こくりと頷き。
[メイン] サイレントスプリング : 「………はいっ!それが、私の……使命、ですから!」
[メイン]
メイプルトリック :
「いいねー、んじゃあさ、UGNに協力とかできるかな?
へへへ、ちょっと辛い仕事だけどねー」
[メイン]
メイプルトリック :
飄々と、そう告げる。非日常と向き合い続けなければならない
過酷な環境へのキップ。
[メイン]
サイレントスプリング :
「……え、えっと、それは………」
マーサ、VTR、やちよを見て。
[メイン]
サイレントスプリング :
「………皆さんが、私にしてくれたような……
えっと、えっと……怖い事件に……?」
[メイン]
ミスター・VTR :
「別に無理しなくてもいいがな
出来ることからやるんでもいい」
[メイン]
メイプルトリック :
そうだよ?と当然のように告げる。
そして、VTRの言葉に賛同するように頷き。
[メイン] メイプルトリック : 「"任意"、だからね~」
[メイン] メイプルトリック : 「この仕事は、命懸けさ」
[メイン] メイプルトリック : 「死と向かい続けなくちゃいけない、とっても辛い仕事」
[メイン]
サイレントスプリング :
「…………」
少女は、伏し目になりながらも。
[メイン]
七海やちよ :
「……あなたはどう?
彼女と一緒に”日常”を守る仕事がしたい?
それとも、”非日常”に関わらせない選択がいいかしら?」
[メイン] 七海やちよ : ちらり、とマーサに目を向ける。
[メイン] サイレントスプリング : 「…………!……私、私は……」
[メイン] サイレントスプリング : ふと、温泉街を楽しむ老夫婦を見て。
[メイン] サイレントスプリング : 「……ああいう幸せが、毎日のように続いてほしいと、願ってます」
[メイン] マーサ : 「あまりうちの看板娘にプレッシャーかけないで下さい!」
[メイン] サイレントスプリング : 「………今も、この世界のどこかで悲しんでいる人がいるなら」
[メイン]
七海やちよ :
「…………」
突然の声に、目を少し見開くが。
[メイン] サイレントスプリング : にこりと、マーサへ微笑を向け。
[メイン] マーサ : 「…でも、その気持ちがあるだけで十分ね」
[メイン] マーサ : コクリと、サイレントスプリングにうなずく。
[メイン]
サイレントスプリング :
「ありがとうございます……マーサさん
………でも、はいっ!」
[メイン]
サイレントスプリング :
「─────私は、もっと、もーーっと、色んな人を幸せに!
笑顔に、したいですっ!!なので……そ、そのっ!」
[メイン]
サイレントスプリング :
「もしかしたら、挫けちゃうことがあるかもしれませんが……
………そんな私で良ければ……是非っ……!!」
[メイン] サイレントスプリング : マーサ、VTR、やちよ、メイプルへと、深く頭を下げる。
[メイン]
メイプルトリック :
クソッタレな
「─────ようこそ、"こっちの"世界へ」
[メイン] メイプルトリック : にへらっと笑い。
[メイン] メイプルトリック :
[メイン]
メイプルトリック :
ロイス取得
サイレントスプリング 〇庇護/憐憫
守りたいものがあると思えるなら、君は、"ジャーム"じゃないと思うよ。
[メイン] メイプルトリック :
[メイン] system : [ サイレントスプリング ] ロイス : 3 → 4
[メイン] メイプルトリック : そうしてメイプルは、ひらりと踵を返し。
[メイン] メイプルトリック : 「それじゃ、この仕事終わったから、帰るね~」
[メイン] メイプルトリック : 手をひらひらとさせ、温泉街の喧騒へと、その姿を消して行く。
[メイン]
ミスター・VTR :
「勧誘まで済ませるとは抜かりないヤツよ……」
喧騒に消えていく様を見届けて……
[メイン] ミスター・VTR : おや? 喧騒の様子が……
[メイン] 従業員 : 「やっと見つけたよ、盗撮犯」
[メイン]
猿 :
「!?」
だ、旦那……!?とVTRへ視線を向ける。
[メイン] マーサ : もう少しゆっくりしていけばいいのに、彼女も多忙なんだろうなぁなんて思っていると
[メイン]
ミスター・VTR :
「なにィ〜〜〜〜!!?
ここまで追ってきたのかコイツ!」
[メイン] 七海やちよ : 「……ええっ……!?」
[メイン] マーサ : 「ちょっと待ってよ、どうしてここにいるの?」
[メイン]
ミスター・VTR :
「くそがあああああああああ
後はお前らで楽しんどけ!」
従業員から逃走する様に元アクシズの威厳はカケラも存在しなかった。
[メイン]
サイレントスプリング :
「えっ……!?ええっ……!?」
きょろきょろと、何が起きているのか分かってなく困惑している。
[メイン] 七海やちよ : 余りの落差に、思わずズル、と鞄が落ちそうになるが。
[メイン]
七海やちよ :
「……まぁ、あれは特例中の特例だけどね
ただ、UGNに入ったのならああやったことにも巻き込まるかもしれない」
[メイン] 七海やちよ : よいしょ、と鞄を持ち直し。
[メイン]
七海やちよ :
「それでも……”日常”を
みんなの春を守ってくれるなら」
[メイン] 七海やちよ :
[メイン]
七海やちよ :
ロイス獲得
サイレントスプリング
〇頑張って頂戴ね/折れないように
[メイン] system : [ 七海やちよ ] ロイス : 2 → 3
[メイン] 七海やちよ :
[メイン] system : [ サイレントスプリング ] ロイス : 4 → 5
[メイン] 七海やちよ : そう言って、湯気に消えていく────前に。
[メイン]
七海やちよ :
マーサにぽん、と手を置いて。
にこりと笑い、旅館へと足を運ぶのだった。
[メイン]
サイレントスプリング :
やちよの言葉に、少女はにっこりと笑い。
そして再び、頭を下げた。
[メイン] サイレントスプリング : 「……はいっ!頑張ります!」
[メイン] マーサ : 去って行くやちよの後ろ姿を静かに見つめる。
[メイン]
マーサ :
「あなたなら大丈夫よ」
サイレントスプリングに優しく告げる。
[メイン]
サイレントスプリング :
「………!………はい……!」
ゆっくりと、頷く。その言葉は、とても心強く。
[メイン]
サイレントスプリング :
「……私も、マーサさんのように……色んな人を
これから出会っていく人達を、笑顔にできるように……
そんな人に、なりたいです!」
[メイン] サイレントスプリング : 無邪気な笑顔で、応える。
[メイン] マーサ : コクリと頷き、笑顔を見せる。
[メイン] マーサ : うん。この子ならきっと…。
[メイン] マーサ :
[メイン]
マーサ :
ロイス獲得
サイレントスプリング
〇私たちがそばにいるわ/帰る場所がないなんて言わないで
[メイン] マーサ :
[メイン] system : [ サイレントスプリング ] ロイス : 5 → 6
[メイン] マーサ : そして、あの時に言った言葉をもう一度
[メイン] マーサ : 「後悔させないわよ?」
[メイン] マーサ :
[メイン] マーサ :
[メイン] :
[メイン] : ─────喧噪の中。
[メイン] : 人の日常が紡がれる中。
[メイン] : フードの男が、その光景を見て。ニヤリと笑う。
[メイン]
:
何をするというわけでもなく、ポケットの手を突っ込んだまま
天を仰いだ。日は既に沈んでいた。星空が薄っすらと見える。
[メイン] : フードがズレ落ち、そして銀髪がちらりと見える。
[メイン] ドラッギー : 「─────オレ様からのプレゼントだ」
[メイン] ドラッギー :
[メイン] ドラッギー :
[メイン] ドラッギー :
[メイン] ドラッギー : 《Eロイス:オレ様からのプレゼント》
[メイン] ドラッギー :
[メイン] ドラッギー :
[メイン] ドラッギー :
[メイン] GM : バックトラック
[メイン] GM : Eロイス1つ。侵蝕率を1D分減少可。
[メイン] サイレントスプリング : 160-1d10 Eロイス分 (160-1D10) > 160-3[3] > 157
[メイン] system : [ サイレントスプリング ] 侵蝕率 : 160 → 157
[メイン] サイレントスプリング : このまま、2倍振りします!
[メイン] サイレントスプリング : 157-(6+6)d10 2倍振り (157-12D10) > 157-69[3,9,10,8,2,8,3,7,1,2,6,10] > 88
[メイン] system : [ サイレントスプリング ] 侵蝕率 : 157 → 69
[メイン] サイレントスプリング : 帰還できました!
[メイン] system : [ マーサ ] ロイス : 2 → 3
[メイン] マーサ : 侵蝕率134、ロイス3
[メイン] マーサ : まずはEロイス分ね
[メイン] マーサ : 134-1d10 (134-1D10) > 134-2[2] > 132
[メイン] system : [ マーサ ] 侵蝕率 : 134 → 132
[メイン] マーサ : 2倍振りが無難でしょうね
[メイン] マーサ : 132-(3+3)d10 2倍振り (132-6D10) > 132-37[2,3,7,5,10,10] > 95
[メイン] マーサ : やったわ!
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : ─────こうして、此度のレネゲイド温泉事件は幕を閉じた。
[メイン]
GM :
あなた達は、一匹のRBを救うことに成功した。
UGNの理念は、人とオーヴァードの"共存"、それを見事成し遂げたのだ。
[メイン]
GM :
この世界には、まだ苦しみ、絶望が蔓延っていることだろう。
それでも、生を紡ぐ限り、絆がある限り、あなた達の物語はまだまだ続いていく。
[メイン] GM : 忘れられたとしても、それでも見たいものがある。
[メイン] GM : 例えどんな形であっても、受け入れる。
[メイン] GM : 昔のようにはいかなくとも、手を伸ばし続ける。
[メイン] GM : ─────希望へ。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
ダブルクロスthe 3rd edition
『Last Spring』
ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :